最近になって、中国人の先生方から、中国の二胡の製作コンクールに出した方がアナタの二胡は良く売れるよという話をいただくことが多くなりました。(どうやらちゃんとと二胡の仲間に入れてもらえているようです)
それも中国で売れるという事なのです。(中国の楽器のコンクールというのは2年に一度あるそうです。凄いのは金賞も銀賞も10台ずつ毎回出るのだそうです。バイオリンのように各当者なしなどという事はないのです、ですからいろいろなHPに金賞取った二胡というのが沢山有るのです。)
いまホントに良い物は中国でも100万円以上するそうです。
もっと沢山作れるように、生産のシステムを変えたら、自分で木も皮も作っていたら大しては出来ないでしょうとのことです。
わたしも、インテリアのプロですから、ましてやクラフト協会に所属して、日本の家具の業界と仕事をしてもいましたから量産でも相当良い物が出来るのは判って入るつもりです。
そうすれば、今の金額の半分近くにも価格は落とすことが出来るだろうとは思います。
今の中国のやり方がそうですね。
二胡の木の部分は機械化された工場での生産です。
どんな名人たちの作ったものでも、同じです。
工場で作られた最も良い木の胴に、名人たちが皮だけを張るのです。
それ以外は、鳴らしてみてその程度によって、その木の種類によって価格が決まっていくようです。
問題はここなのですね。
胴を構成する6枚の木が、大量に作られた同じような木を適当に6枚組み合わせることになります。
押すするとバラバラのキー音を持ったものが組み合わせられ、雑音の原因になりますし、良い音になりにくいのです。
量産の一番怖いことは、すべてを自分で管理できないことです。
ですから、作って半年もしないうちに胴がガタガタになって接ぎが切れてしまうような物も、こういうところに原因が有ったりします。
名人たちが作るものは、木の段階からかなり気を使って同じ板から作るようにまた相当良く乾燥したものを使うようになっています。
これは、胴を見てみるとすぐわかります。
同じ木目が見えるからです。
ですから、これは名人が作りましたよと言われている物の本物かどうかの判断はここでも出来るのですね。
と、話が飛びました。
中には親子数人で作っていた工場もあります。有りましたと言った方が良いのかもしれません。
まだ少しは残って入るのでしょうが、数年前に施工された、二胡の製作の許可制度で、許可を持っていない工場は、大きなところに吸収されるか、無くなって来つつあると言われます。
ホントはそれらの小さな工場で作られたものに、とてもユニークな物などや、とんでもなく良く鳴る楽器などがあったのですが、今はどうなっているのでしょうか。
もちろん、皆無ということではなく、お客様の中には、そのような小さな工場で作られた良い楽器を購入されてきている方もいらっしゃいます。
中国で金賞を取れば西野さんの楽器も中国でも日本でも良く売れるよとは言われます。
しかしあまりその話に乗り気になれません。
わたしは沢山売って商売したいから二胡を作っている訳ではありませんから。
大体がちゃんと鳴るという事を実現する為には量産などというのは私には考えられません。
二胡が好きでホントに良く鳴る楽器というのが、或いは弾きやすく、心に染みいるような音色の楽器が作れないかと日々作っていたいから、二胡を作っているのです。
いわゆる中胡(低音の二胡)に関しては少し違うかもしれません。
中国の中胡を弾いてみて、聴いてみて、この音域は日本人の好みだと思え、またそのご意見に賛同する方にたくさん出会って、もっと弾きやすく普通の二胡並みに演奏できる、低音域の楽器は出来たらそれは日本人向きなのではないだろうかと考えています。
これだけは、もっと広げてみたい物ではあります、もっとたくさんの人に弾いて欲しいというのは有ります。
でもこういう楽器は中国にはありません。
今の中胡はとても普通の二胡に比べて良い音が、良い鳴りがするとは思えないのです。
あれだけいろいろ作ってきたのですから中国人が、低音好きなら、きっともっといろいろ低音域の楽器というのがあったはずなのですが、今いろいろな楽器屋さんの、(中国のも含め)見ていると殆ど低音域の楽器というのが見当たりません。(低音域と言ってもたかがバイオリンの一番低い音で、ビオラやチェロのような低音ではありません。革胡(カッコ)と言うのは有りますがあれは4弦でチェロの皮張でしかないと思うのです)
有ったとしても楽器屋さんに1本か2本でしょう。
それにその鳴り方というのも、この楽器(中胡)好きという方は日本人にほとんどいないのも事実です。
日本人に向いている楽器があって良くはないでしょうか。重低音が出て2オクターブ半位出る楽器。
確かに二胡は、中国で一応は完成された楽器です。
しかし、日本に来たらそれは日本化されても良いのではないでしょうか、或いは世界に通用するような楽器に変化していっても良いのではないでしょうか。
今出来上がっている物で商売するより、世界に通用するような楽器作りというのが、私の仕事だと思うのです。
それだけのポテンシャルを持っている楽器だとわたしは信じたいです。
それも中国で売れるという事なのです。(中国の楽器のコンクールというのは2年に一度あるそうです。凄いのは金賞も銀賞も10台ずつ毎回出るのだそうです。バイオリンのように各当者なしなどという事はないのです、ですからいろいろなHPに金賞取った二胡というのが沢山有るのです。)
いまホントに良い物は中国でも100万円以上するそうです。
もっと沢山作れるように、生産のシステムを変えたら、自分で木も皮も作っていたら大しては出来ないでしょうとのことです。
わたしも、インテリアのプロですから、ましてやクラフト協会に所属して、日本の家具の業界と仕事をしてもいましたから量産でも相当良い物が出来るのは判って入るつもりです。
そうすれば、今の金額の半分近くにも価格は落とすことが出来るだろうとは思います。
今の中国のやり方がそうですね。
二胡の木の部分は機械化された工場での生産です。
どんな名人たちの作ったものでも、同じです。
工場で作られた最も良い木の胴に、名人たちが皮だけを張るのです。
それ以外は、鳴らしてみてその程度によって、その木の種類によって価格が決まっていくようです。
問題はここなのですね。
胴を構成する6枚の木が、大量に作られた同じような木を適当に6枚組み合わせることになります。
押すするとバラバラのキー音を持ったものが組み合わせられ、雑音の原因になりますし、良い音になりにくいのです。
量産の一番怖いことは、すべてを自分で管理できないことです。
ですから、作って半年もしないうちに胴がガタガタになって接ぎが切れてしまうような物も、こういうところに原因が有ったりします。
名人たちが作るものは、木の段階からかなり気を使って同じ板から作るようにまた相当良く乾燥したものを使うようになっています。
これは、胴を見てみるとすぐわかります。
同じ木目が見えるからです。
ですから、これは名人が作りましたよと言われている物の本物かどうかの判断はここでも出来るのですね。
と、話が飛びました。
中には親子数人で作っていた工場もあります。有りましたと言った方が良いのかもしれません。
まだ少しは残って入るのでしょうが、数年前に施工された、二胡の製作の許可制度で、許可を持っていない工場は、大きなところに吸収されるか、無くなって来つつあると言われます。
ホントはそれらの小さな工場で作られたものに、とてもユニークな物などや、とんでもなく良く鳴る楽器などがあったのですが、今はどうなっているのでしょうか。
もちろん、皆無ということではなく、お客様の中には、そのような小さな工場で作られた良い楽器を購入されてきている方もいらっしゃいます。
中国で金賞を取れば西野さんの楽器も中国でも日本でも良く売れるよとは言われます。
しかしあまりその話に乗り気になれません。
わたしは沢山売って商売したいから二胡を作っている訳ではありませんから。
大体がちゃんと鳴るという事を実現する為には量産などというのは私には考えられません。
二胡が好きでホントに良く鳴る楽器というのが、或いは弾きやすく、心に染みいるような音色の楽器が作れないかと日々作っていたいから、二胡を作っているのです。
いわゆる中胡(低音の二胡)に関しては少し違うかもしれません。
中国の中胡を弾いてみて、聴いてみて、この音域は日本人の好みだと思え、またそのご意見に賛同する方にたくさん出会って、もっと弾きやすく普通の二胡並みに演奏できる、低音域の楽器は出来たらそれは日本人向きなのではないだろうかと考えています。
これだけは、もっと広げてみたい物ではあります、もっとたくさんの人に弾いて欲しいというのは有ります。
でもこういう楽器は中国にはありません。
今の中胡はとても普通の二胡に比べて良い音が、良い鳴りがするとは思えないのです。
あれだけいろいろ作ってきたのですから中国人が、低音好きなら、きっともっといろいろ低音域の楽器というのがあったはずなのですが、今いろいろな楽器屋さんの、(中国のも含め)見ていると殆ど低音域の楽器というのが見当たりません。(低音域と言ってもたかがバイオリンの一番低い音で、ビオラやチェロのような低音ではありません。革胡(カッコ)と言うのは有りますがあれは4弦でチェロの皮張でしかないと思うのです)
有ったとしても楽器屋さんに1本か2本でしょう。
それにその鳴り方というのも、この楽器(中胡)好きという方は日本人にほとんどいないのも事実です。
日本人に向いている楽器があって良くはないでしょうか。重低音が出て2オクターブ半位出る楽器。
確かに二胡は、中国で一応は完成された楽器です。
しかし、日本に来たらそれは日本化されても良いのではないでしょうか、或いは世界に通用するような楽器に変化していっても良いのではないでしょうか。
今出来上がっている物で商売するより、世界に通用するような楽器作りというのが、私の仕事だと思うのです。
それだけのポテンシャルを持っている楽器だとわたしは信じたいです。