二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

日々鬱々、ほぉさんお疲れ様。

2012-12-24 16:33:51 | ■工房便り 総合 
ホントに楽しかった、ほぉさんお疲れ様。

中西桐子ちゃんとキリコママ、最後まで残っておられた会員さん2名と、二胡界の事ああでもないこうでもないと、その上会員さんは一緒に桐子ちゃんと合奏など出来て、嬉しそうだった。

なにより何よりほぉさんよく頑張った。

かたずけと言う事にかけては何人にも負けないマニアックなほぉさんが、ここぞとばかりにかたずけまくって、、、、

こういう時は私はただの木偶の坊だから、いいつけ道理に、車に荷物を運ぶだけ、、

かたずけ終わって車に入って、いつもなら、バタンキューと、助手席で寝てしまうほぉさんが珍しく興奮冷めない様子で、今日の出来事あれこれ独りで話していた。

流石に電車は無く、ほぉさんの家まで送って、帰って寝たのが2時だと思う。

よくがんばった、ほぉさん。

またまた面白おかしく、光舜堂感謝デーの事はほぉさんが書くでしょうから、お楽しみに。

と言うことで日々鬱々、

私の人生最後は二胡作りと、思い極めていますが、ここまで二胡三昧になるとは思いませんでした。

頭の中にはパッフェルベルのカノンが流れていながら、手は紫檀を削っています。

紫檀綺麗ですね。

でもこれだけ、キツイ木はないです。

何に、、、、喉です。

かなり来ます。

先日ウチの若様の5ヶ月の男の子が、工房に来ました。

孫みたいなものです。

可愛いねと厨房に入って物の一分もたたないうちに、その子が猛烈なくしゃみをしました。

まだ近ずいてもいず、2メートルぐらいは離れていたでしょうか、それでもクシュンクシュン。

そのくらいに紫檀は強烈です、鼻水、くしゃみ咳、これらから逃れられません。

未だ買ってマスクをしたことのない私がマスクを常用するようになりました。

木目も色もそして、香りもとても良い紫檀系なのですが、とんでもなく工房のみんなそして家族にまで被害が及んでいるのです。

ほぉさんも、工房ではマスク常用しています、私のそばには1メートルとて近づきません。

わたしのPCのキーボードは、うっすらと赤い埃が溝に詰まっています。

モニターも見えにくくなると、布地で拭きますが、真っ赤です。

多分これは相当身体に悪いなとは思いながらも、やはり二胡作りは止められません。

今考えている、低音の二胡、日本人に合いそうな物の材料をどんな木で作るのか、

第一条件、これは初めてと言ってよい位ですが、金額の事を考えてしまいました。

何故ならこの低音の或いはGDの二胡私の想いは広く日本中にと言う事です。

今後の事を考え、あと、10数台切り出来ないシャム柿や、コウキ紫檀。

或いは、ワシントン条約で規制され、細々と切り入ってこないインド紫檀やブラジリアンローズなど使うわけにはいきません。

金額をなるべく抑えるということで考えられる物を選ぶ方が良いだろうという事です。

マグロもブラックウッドも貴重材には違いありません、重低音と言う点でこの二つは大変効力を発揮するでしょうが、やはり広めていくというような値段にはならないのです。

光舜堂は私の入手できる木の金額によって値段をつけますから、人様とは少し違うのです。

多分ブラジリアンローズにしろシャム柿にしろ、人様がこの木を買うより、そこは長年の付き合いのある木場ですから、相当安くは購入しているはずなのですが、それでも、中国などの何倍かはしてしまいます。

そこで何かないかと物色していたのが、仕事場の奥にしまってあった、ココポロ(メキシコ紫檀)です。

素人が見たら、いや、ギターなど作る人から見ても、ブラジリアンローズと見分けがつかないほどの木なのですが、多少ブラジリアンローズより硬いですし、あれほどの派手さも無いのです。

この材は、何時かは、テーブルに作ってと思って相当以前まだバブルの以前に買い求めておいたものです。

たぶん30年。良い乾燥度です。

長さ、2,4メートル。幅は、60センチ、厚みは60ミリ、これは二胡に作るには絶好です

これが何と、2枚も有ります。

金額はブラジリアンローズの二胡を作るのに比べて3分の2、花梨の3倍位ですね。

ほぼシャム柿などの半分くらいそれより少し高めぐらいでは出来そうです。

相当無理をすれば、今中国の中級品として販売されている物(会社により違いは有りますが)に近い物が出来そうです。

悪名高きかの中国人の先生方の販売している高級品の二胡より半分くらいにもなるでしょう。

硬さもよし、色は多少地味ながらも落着いたブラウン、人に依ったらインド紫檀ですかという位な良い木目です。

これだけの大きさがあるなら、100台くらいは作れるかもしれません。

広く日本にと思う以上数も必要(売れるか売れないかは別です、それは出来次第)

何でこんなことを考えているのかと言うと、この低音の二胡を弾いた方の反応が、皆さん凄いからです。

まだ完成品ではない弾きにくいところもあると、ご説明しても弾き始めたら止まらない方が沢山いらっしゃるのです。

お一人最近いらした方は何と、2時間半ずーと弾かれておられまし。

昨日サプライズのライブをやってくれた、木村ハルヨさんは、何を間違えたのか、危うく、持って帰りかねない勢いでした。

いやいやまだこれは完成品ではないからと、、、、危うくセーフ。

良しこれにかけてみよう、この低音二胡広めるという為にもしかしたら、私は二胡を作り始めたのかもしれないというぐらいな勢いです。

さっさと手を動かさなければですね。


Comments (2)    この記事についてブログを書く
« 日々鬱々その4。 | TOP | 日々鬱々、その6. »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
期待してます (すぅ)
2012-12-24 17:41:58
昨日は、バーティーに行けなくて残念でした。
あの低音二胡が完成しましたら、やっぱり買っちゃいそうな気がしますは
あの音色には、魅きこまれますよ!
市販されるのでしたら、ぜひ~
返信する
販売します。勿論。 (nishino)
2012-12-25 09:40:07
中国人に気に入られるかは別にして、そして二胡は中国の楽器と思っておられる方も別にして、多分、日本に生まれ育った方なら、皆さん気に入ってくれるとは思うのですが????
光舜堂の3周年が近いですね。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ■工房便り 総合