二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

同じ弦は無い!分類が苦手、

2018-10-09 09:46:51 | ■工房便り 総合 
二胡は擦弦楽器です。

弦があって初めて成り立ちます。そして弓ですね。

どんなものにでも弦を張って、弓で弾きさえすれば擦弦楽器になりえます。

極端なはなし、武器の弓の弦を弾いても音は作れます。

その音の出をコントロールしやすく音色もより良いものにしようとして、

楽器は次々と改良されてきました。

そういう意味で二胡にとっては弦はとても大切なものだと思います。

あるきっかけで、皆さん弦のことをどのように考えているのか、

あるいは市販の弦に関してどのように評価しているのか知りたくて、

色々な楽器会社のパンフレットやHPあるいは、様々な二胡弾きさんが書いた弦の話のブログなど読んでみました。

まあかなり多くの人が弦を交換した話など書いていますね。

その中でも、二胡の楽器の事や人のことあるいは弦のことなど、

かなり批判的ではありますがなかなか的確なご意見を持っていらっしゃる方のブログに、

弦は同じパッケージでも中身が変わることもある、というご意見もありました。

これ今回のテーマと同じなのです。

チョッと、ここでブログの話。

お勧めのブログ!小林二胡教室のブログ 二胡情報一覧  これはとても整理されていて、誤字脱字もなく、
(私は分類が苦手ですみませんね)

しっかりとした演奏力を実現している人が(ユーチューブにアップされています)実際に自分でいろいろやってみた結果の情報です。

これ意外と少ないのですね、演奏がちゃんとできる人が二胡の楽器のことをいろいろ書いているという事が、

そして私には全くできない、演奏の事その技術の事体の動きなど、これは良い教科書になると思います。

その他マックコーポレイションさんの情報誌、これもかなりきちんと調べられています。

ここでは弦の話に限ります。

この二つの情報はとても有益だと思います。

出来たら書いてほしかったことは、どんな楽器を使って弦の音色や音など調べたかという事なのです。

どのくらいレベルのどんな種類の木を使った皮の厚みやその使用年数など書いてもらえると嬉しいですし、

できたら、初心者用の楽器に使用したらとか、名人クラスの楽器だとか、北京系ではとか書いてもらえると、

みなさんご自身の楽器と比較しやすいと思うのです。その点小林さんのブログには「皮の厚い物には向いている」など書いてあり、

この人は本当に楽器のこと知っているなと思ったのでした。

ときどきマックコーポレイションさんにはお会いして、調整の基本や木軸削りの重要さなど調整のことなどお伝えしています。

たぶん私が二胡の仕事を辞めた後はこの二社の方々が、二胡の調整の事では頼りになる方だと考えます。

他にも自分は二胡の調整全般できるよとおっしゃっている方もいますが、様々な記事を見ていて弦の巻き方などありえないことを書いていたりもしますので、たぶんご自身の楽器には合うのかも、でもその前にその不具合治したらいかがでしょうなどと考えざるを得ない方もいます。

そうそう、もう一人、金沢の孟さん、その演奏力は皆さんご存知でしょうし、

二胡の調整もご自身が販売している楽器をとても良く整えておられるという点でも

私のいなくなった後は頼りになると思います。でも、小林さんも孟さんも演奏や教室で忙しい方ですから、

楽器の調整など持ち込んだらかわいそうな気がします

さて弦です。

中国は鉄でも最先端の現在の鉄生産の方法と同じものをもうすでに、紀元前600年ごろには実現していたのです。

中国の3大発明ではなくわたしは4大発明だと思っています。

しかし他の発明と同じく鉄でもせっかく発明しておきながら、

それらを現在のレベルにまで発展させることがなかったという点では他の3大発明と同じでしたね。(このことなんだかわたしに似ているな!と思いますいろいと作っては、できると他に目が行ってしまう、トホホです)

でもそれが二胡には役に立っているのです。(そうです私もいつかは、役に立つと思います)

続く




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