二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

今を楽しめる女、未来に託す男。

2016-08-17 09:57:21 | ■工房便り 総合 
さて皆さんお休みでしょうね。お盆ですものね!

ご先祖様に感謝だけは忘れず、今日も蛇皮と格闘している西野ですが、

たまには、二胡の話以外を、(出来るんですよ)

先日友達と話していて、「どうして男性は、いずれ自分が逝ったら、こんなものを残して、あれも残してと言う話するのかね」

「そうだね女性はそうは言わないね、残すより、どうやって使うか、今どうするかだね、」

など、など、やっぱりその辺が男と女の違いなんだろうね。

たぶんこれを読んでいる女性は、そういえば、うちの旦那は!などと思い当たるところがあるかもしれませんね。

以前、「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が有りましたね、

男脳、女脳と言うのが有るのだそうです。

見た目の男子と見た目の女性というのとは違って、脳は女性的な脳と男性的な脳と両方あり、これが見た目の男性に必ずしも男性的な脳が有るわけではないという話、

とても美しく魅力的な女性たちがとっても男性的な脳を持っているということもあるようなのです。

一度通った道なら何年たっても忘れないし、

地下街にいても、どちらが北の方角になるか、と言うのが分かる、超男タイプの私は、

やはり残す事を考えますね、今作った物を売ってしまうより、後々、ということ考えるのです。

でも音楽はダメですね。

今、今の時を楽しむという事では、音楽は、今でしかないですね。

ましてや感性というセンスの良さなどと言う物が必要になる音楽などは、女性に向いているのでしょうね。

だからでしょうか、日本の二胡弾きのほぼ90%は、女性ですね。

音楽はそれこそ今その時しかありません。

後は全体の記憶でしかないからです。

音や声を出しているのはその一瞬ですからね。

何かわけのわからない部材集めて来て、とんでもない時間使って、物を作り上げたりするのは、

今を楽しむより,

いずれこうなるかもと言う未来に気持ちを託すのが強いのではないですかね。

ですから建築や彫刻などの、力もかかり、辛い労働でも、先の楽しみがあるからこそ、我慢してやっていける仕事などは、男性向きなのかもしれませんね。

男性は未来に残すのが好きですからね。

物を作るにもいろいろあります。

陶芸などは、女性がやりたい物つくりの良い例ではないでしょうか。

特に女性は、手びねり、要するにろくろなど使わずに、手で土をこね上げていったり、土を板にしたりして作り上げていくのが上手な人が多いですね。

私などは陶芸をやっていても、ろくろを使って、300グラムの土を使って如何に高さのある物を作るかなどと言う技術の方に走ってしまいます。

なんだか、手で土をモミモミしているのが形が決まらなくて嫌なのです。

ですから一針一針縫っていく布地扱いなど全くできません。

二胡にしても一音一音良い音!と楽しんでいくのは女性に多いような気がします。

むしろ男性の二胡弾きさんは、全体の曲の流れなど考えたり、音楽そのものより楽器の調整など力を入れたりしますね。

その点楽器屋さんに全て任せなければいけないヴァイオリン等と違って、音楽以外のところでも楽しめるのかもしれません。

勿論女性でもとても男性ポイ人もいますね。

ほぉさんがそうですね、何しろ地図がよめるし、助手席でナビも出来ます、以前通った道も覚えています。

と言いつつも、280本からの馬毛をきれいに数えて整えるなど、流石に女性なのだなと思わせるところもありますし。

部屋のかたづけなどは、私にはとっても真似できないぐらい上手です。

いずれにせよ一音一音楽しんでいくという点で、音楽そのものが、女性に向いているのかなどと考えてしまいます。

けど、一つの協奏曲などを全体を見渡しながら、なおかつその時その一瞬の音を楽しめるというのは、

むしろ、男女の脳を兼ね備えているような人なのかもしれません。

もしかしたらそれが一番バランスが良いのかもしれませんね。

まあ、未来に託すしかできない私としては音楽を楽しめる女性たちに、

今を楽しめる良い楽器を提供する以外は出来ないようです。

スミマセン結局、二胡の話でしたね、まあ、男ですから、お許しを















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