「ハイ、これ貴方の二胡ですよ」と先生から渡されて楽器を選べない状況ではなかなか難しいかもしれませんが、
例えば大阪や、東京などの楽器屋さんに行ったり、
台湾や、中国の楽器屋さんに行って、さて楽器を選ぼうとした時に、
お試しできる方法のひとつを紹介します。
まず、きっちり調弦して下さい。
それからこのように、駒の下のスポンジやら、フェルトを外してしまって下さい。
この時大切なのは、木軸をかなりしっかり両手で(女性の場合は、木軸が棹にしっかり刺さっていないことが多いからです)
差し込んでください。
それから、普通に音階を弾いてみましょう。
出来るだけ、ハイポジションまで弾いてみます。
この時に、ほとんどすべての二胡は、ガーガーギーギーと、雑音がよく出ます。
とてもハイポジションまで弾いていたくないほど、雑音の出る物も多いです。
しかし中には、ある一部の音程は雑音となるけれど、それ以外は意外と普通に(多少浮ついた音になる)弾くことが出来る物も在ります。
その楽器に再度駒の下にフェルトを差し込んでみると、なんととても良い音色になるものが多いです。
この事は『皮がかなり均一に張れているという事』に繋がります。
音色そのものは皆さん個人的な好みです。
そして音色の基本は、木材の種類によって作られます。
しかしその音色を引き出すのは、蛇皮の張りの良さです。
これ以後は皆さんの好みと判断によりますが、
例えば相当高級な、紫檀の楽器を、今書きましたように、フェルトを外して、雑音だらけだとしても、
楽器の価値として下がるわけではありません。
基本的には高級材には蛇皮も一番良い所を使います。
良い所と言うのは、要するに、皮そのものが縦横の伸び率がほぼ同じくらいですので、かなり均一に張りやすいのです。
また後々弾き込んでいっても、均一さが狂いにくいのですが、(経験上2,30枚に一枚くらいでしょうね)
これらの皮であれば、フェルトを外してもほぼ普通に弾いていけます。
当然フェルトを入れれば、バランスよくとても良い鳴りをする二胡に戻ります。
皮が良過ぎて反対に胴の木が柔らかかったり、薄く作られていたりしても、
蛇皮の振動とのバランスが崩れ雑音ぽく鳴ります。
それらはフェルトを外して弾いてみる事で、よくわかります。。
これは、あくまでも楽器の機能としての良し悪しの判断の一つです。
と言いますのは、その時使っている弓にもよるからです。
弓によって楽器は大きくその鳴り方を変えますから、
楽器のお試しの時には、なるべく新しい弓を使って下さい。
それからもう一つの選び方、
それは内弦を弾いてみる事です、
なるべくハイポジションまで弾いて、どこまできちっとした音になっていくか確かめて下さい。
なかなか内弦の高音までよくなる楽器と言うのはありません。
多少部分的に裏返り音が出たとしても、(この裏返り音は弾き方によっても出たり出なかったり、また弓によっても相当違いますから)
第5ポジションまで、(約2オクターブ)きっちりと音色になる楽器と言うのは本当に少ないです。
もし、出会えたとしたらそれはラッキーです。
そしてかなり選ぶ、良い基準になるのは、
解放弦です。
特に内弦を引いた時に良い楽器は、体にまで伝わってくるような振動をします。
これはどなたにでも瞬間に判ることです。
更に、これは他の楽器と弾き比べてみるとよくわかります。
多少雑音が有れ、音が裏返ったとしても、身体にまで伝わってくる振動を持つ楽器と言うのは、良い楽器の一つの基準です。
雑音や裏返り音は調整で直せるからです。
例えば大阪や、東京などの楽器屋さんに行ったり、
台湾や、中国の楽器屋さんに行って、さて楽器を選ぼうとした時に、
お試しできる方法のひとつを紹介します。
まず、きっちり調弦して下さい。
それからこのように、駒の下のスポンジやら、フェルトを外してしまって下さい。
この時大切なのは、木軸をかなりしっかり両手で(女性の場合は、木軸が棹にしっかり刺さっていないことが多いからです)
差し込んでください。
それから、普通に音階を弾いてみましょう。
出来るだけ、ハイポジションまで弾いてみます。
この時に、ほとんどすべての二胡は、ガーガーギーギーと、雑音がよく出ます。
とてもハイポジションまで弾いていたくないほど、雑音の出る物も多いです。
しかし中には、ある一部の音程は雑音となるけれど、それ以外は意外と普通に(多少浮ついた音になる)弾くことが出来る物も在ります。
その楽器に再度駒の下にフェルトを差し込んでみると、なんととても良い音色になるものが多いです。
この事は『皮がかなり均一に張れているという事』に繋がります。
音色そのものは皆さん個人的な好みです。
そして音色の基本は、木材の種類によって作られます。
しかしその音色を引き出すのは、蛇皮の張りの良さです。
これ以後は皆さんの好みと判断によりますが、
例えば相当高級な、紫檀の楽器を、今書きましたように、フェルトを外して、雑音だらけだとしても、
楽器の価値として下がるわけではありません。
基本的には高級材には蛇皮も一番良い所を使います。
良い所と言うのは、要するに、皮そのものが縦横の伸び率がほぼ同じくらいですので、かなり均一に張りやすいのです。
また後々弾き込んでいっても、均一さが狂いにくいのですが、(経験上2,30枚に一枚くらいでしょうね)
これらの皮であれば、フェルトを外してもほぼ普通に弾いていけます。
当然フェルトを入れれば、バランスよくとても良い鳴りをする二胡に戻ります。
皮が良過ぎて反対に胴の木が柔らかかったり、薄く作られていたりしても、
蛇皮の振動とのバランスが崩れ雑音ぽく鳴ります。
それらはフェルトを外して弾いてみる事で、よくわかります。。
これは、あくまでも楽器の機能としての良し悪しの判断の一つです。
と言いますのは、その時使っている弓にもよるからです。
弓によって楽器は大きくその鳴り方を変えますから、
楽器のお試しの時には、なるべく新しい弓を使って下さい。
それからもう一つの選び方、
それは内弦を弾いてみる事です、
なるべくハイポジションまで弾いて、どこまできちっとした音になっていくか確かめて下さい。
なかなか内弦の高音までよくなる楽器と言うのはありません。
多少部分的に裏返り音が出たとしても、(この裏返り音は弾き方によっても出たり出なかったり、また弓によっても相当違いますから)
第5ポジションまで、(約2オクターブ)きっちりと音色になる楽器と言うのは本当に少ないです。
もし、出会えたとしたらそれはラッキーです。
そしてかなり選ぶ、良い基準になるのは、
解放弦です。
特に内弦を引いた時に良い楽器は、体にまで伝わってくるような振動をします。
これはどなたにでも瞬間に判ることです。
更に、これは他の楽器と弾き比べてみるとよくわかります。
多少雑音が有れ、音が裏返ったとしても、身体にまで伝わってくる振動を持つ楽器と言うのは、良い楽器の一つの基準です。
雑音や裏返り音は調整で直せるからです。