これはいわゆる花梨材です。
ところがこの2本とも花梨なのです。
右の棹はいわゆる花梨で作った二胡です。
左のはこれも花梨なのですが密度が違います。
そして重さも違います。
ご覧の通り、色は全く違いますね。
殆ど紫檀の色です、というより音も紫檀ですし、音色も紫檀です。
これなら、一生もつほどの紫檀と変わらない良い楽器になります。
そしてかりんですからね、、安いです。
右の花梨は皆さんが初心者用として購入され二胡の、80%くらいがこの花梨材で出来ています。
ところがこの花梨材まともにこの花梨の色では販売されていません。
殆どがこのように黒く塗装されています。
自然においておいても、このように黒くなってしまう花梨もあるからでしょうか?
それは海南島や、ベトナムの黄花梨です。
これは花梨の中でも音の良さでは最高と言われたものです。
密度があるのと、そして、油分の多さによって音色がとても良かったのです。
良かったというのは、今はもう絶滅してしまっていると言われるからです。
私は現地を見ていませんからわかりませんが、油分が多いということそのほとんどが燃えやすいので、炊事などに使われてしまったようです。
もしかしたら、中国にもあるいは日本にも、材料として板として少しは残っているのかもしれません。
この黄花梨、音の伝わりの良さは、フェルナンブーコに匹敵するとも言われていますが、
その油分の多さが、、、そして鉄分を多く含んでいるのでしょうか、時間がたって酸化すると真っ黒に変色してしまいます。
そうするとこの画像のように真っ黒になってしまいますから、それをまねて黒く塗装したのかもしれません。
花梨にも色々な種類があります。
良く皆さんが知っているのは、カリンの実が取れる花梨でしょう、
これは種類が違いまして、バラ科に属していて、梨のように美味しい実が取れる種に属しています。
楽器や家具に使うのは、ほとんどがマメ科の花梨です。
マメ科と言えば、紫檀ですね。
その中に花梨は属しています。
その花梨のなかでも、左の棹のようにとんでもなく密度の高く殆ど紫檀と変わりない物も在るのですが、
紫檀と言ってしまうと材木としてはとんでもなく高い物になります。
日本では、インドの小葉紫檀などは、立米で、1400万円以上。
花梨なら、200万円ぐらいです。
要するに紫檀などの、⑦分の一あるいは10分の一以下なのです。
中国では、このようにきちゅなきはみな一キロ単位で発売されます。
ですから、同じ花梨でも密度も高く硬くそして油分の多い物は同じ買いrんとはいtt目尾流石に普通の物よは高いでしょう。
でも、花梨ですから、それなりの評価きりないようです。
この二胡実は中国製です。
この中国から本体だけ仕入れて、私が人工皮を張っています。
しかしとんでもなく良い鳴りをするので今、蛇皮の準備も始めました。
残念ながら、今梅雨ですね。
カラッと晴れる夏日に最終の仕上げをして、皆さんにお届けしようと思っています。
気持ちがあったかくなる感じがします。
樹の色素敵なのに、塗装してしまうのはもったいない気がします。
花梨の二胡、割と求めやすいお値段で紹介されているのをみかけるので、手が出しやすそうです!
楽しみにしています。
音はもうほとんど紫檀、金額は、チンチャンの半分ぐらいです。リノベーションですから中国製の形をしています。
これ弾いてしまうと、もう他の二胡はいらないですよ
そうですか、マメ科にも花梨ってあるのですか!!
職場にある花梨を眺めては、これが育って二胡になるのか!とww
いつも 西野さんのお話は勉強になります。
、オリーブの木なんかたぶんとても良い音がしそうです。
ランブータンはとてもたっぷりした音がします。