どうやら、弓と演奏者の相性というのがあるのは、何となくわかるようになってきました。
弓こそ擦弦楽器の命ですからね。
でも楽器と弓も相性があるようなのです。
今皆さんはどうやって弓選んでいますか?
というか、ほとんどの人は弓を選べないですよね。
弓を選ぶというのは、竹の部分を選ぶということなのですが、
弓の毛が傷みやすいということもあって、ほとんどの場合弓そのものを弾かせてもらえるわけではありません。
ヴァイオリンなんかは、かなり高級な弓ですと、というか100万に近いものなんかですと弾かせてもらって、
購入することができます。
弓の張替え費用(5000円くらいから、最高30000円くらい)ぐらいなら吸収できる金額ですから。
ところが二胡の弓は、安ければ、数千円
高くても、20000円くらい。
その上、毛も傷みやすくとても弾いてもらって選んでもらう、というわけにはいきません。
弓毛も張替えできないですしね。
これ今の二胡界の98%くらいの人の実情なのは判っています。
せめて、弓毛の張替えできるところがあればと、光舜堂では弓毛の張替え始めたのです。
ところが、今まで光舜堂で弓毛の張替えをやったのは30本くらい。
なかなか良い竹の場合お勧めしますが、それでも、今私が思っている良い弓というのとは相当かけ離れています。
現状、光舜堂が弓を造るとき、100本単位で竹が中国から来ます。
ふつうはこのままたぶん、お客様に渡しているのでしょうね。
その100本のうち、手でまげて折れるものが大体10本くらいはあります。
それから大変太くて硬すぎるものが、20本くらい。
細くて柔らかすぎて、というのが、30本くらい。
まあ、何とか使えるかなというのが、38本、
あとの2本はこれはかなり良いというものです。
一作年シンガポールのマイクチャンさんがいらしたとき話していて、
彼はメーカーから直接、毎年100本購入するそうです。
その中の2,3本がお眼鏡にかなうものだそうです。
それでも毎年買わないと毛が傷んでだめだそうです。
なんで中国では毛替えをやらないのでしょう。
毛替えをしてとっておきたいような弓の竹がないからかもしれません。
今発売されている弓で、高級なものは火をかけて、硬さを調整してあるものもあります。
あるいは竹を反らせて強さを増してあるものもありますが、基本的には、
ただの竹です、
硬いか柔らかいかの違いです。
擦弦楽器の命は弓です。
その弓の良し悪しで楽器の鳴りも変わるし演奏力も変わります。
それを気にしないでも今の二胡は楽器として成り立っています。
ある中国人の二胡奏者の方は、上手な演奏家なら弓はそんなに良し悪しを気にしなくていい。
と言っていたそうです、それに同意していたのが楽器屋さんであるというのは、
驚いてしまうことですが。。。。
本当に演奏力のある人は、弓は選びますよ。
でもこう言われるくらいが、二胡の現状なのでしょうか、
本当に良い弓は、右手のほんの少しの動きを弓の先端にまで伝えてくれます。
弓の先端でさえ手元と同じように、手の重さが伝わるように作っていくのが、
擦弦楽器の弓つくりです。
ヴァイオリンの弓にしろ二胡の弓にしろ、
どちらも天然の木や竹を使っています。
一歩一本みなその弾力も強度も違います。
その強度に合わせて作っていくのが弓つくりなのです。
100本あればすべて硬さも違います。
それをなんとかかんとか、同じレベルの、
せめて現状の弓のように買ってはみたが使えない!
ということの無いようにまで今福音弓は来ています。
ほとんどの人が、弾きやすいといってくれるレベルではあると思うのですが、、、
その上、毛の強さは抜群。
たぶん一週間に1,2時間弾く人なら、10年以上持つのではないでしょうか。
毎日1時間弾いても、たぶん4,5年は問題ないようです。
毎日4,5時間弾いているというある先生が、やっと3年たって、毛の張替えをしたくらいです。
今考えているのは、やはりそれくらい弾く人たちに、合わせた竹の作りというのがあるのではないかということです。
もちろん丈も選びますし、加工も時間をかけなければいけません。
今は竹が来てから、まず、重曹に漬け込みます、
そして煮ます。
それから洗って、天日に干します。(約一か月)
それから、大まかに弾力を確かめながら、削ります。
そして手元に近い部分を火をかけて、固めます。
弓毛を張って、それから弾いてみて、使い勝手の悪いものは、
火を入れたり部分的に削ったり、最終調整をします。
幸いにも、毛が強いので、私が10分くらい弾いても毛が傷まないのでこんなことができます。
次は特注ということで、何本かの弓を弾いてもらって、その中から選んでもらい。
それを、相談しながら再加工していくというような形にできれば。
演奏家のための理想的な弓ができるでしょうね。
でも10万円以上にはなってしまいます。
こうなれば、あまり好きではない弓つくりも、楽器と同じようにとても楽しめると思うのですが。
どなたか注文しますか???
弓こそ擦弦楽器の命ですからね。
でも楽器と弓も相性があるようなのです。
今皆さんはどうやって弓選んでいますか?
というか、ほとんどの人は弓を選べないですよね。
弓を選ぶというのは、竹の部分を選ぶということなのですが、
弓の毛が傷みやすいということもあって、ほとんどの場合弓そのものを弾かせてもらえるわけではありません。
ヴァイオリンなんかは、かなり高級な弓ですと、というか100万に近いものなんかですと弾かせてもらって、
購入することができます。
弓の張替え費用(5000円くらいから、最高30000円くらい)ぐらいなら吸収できる金額ですから。
ところが二胡の弓は、安ければ、数千円
高くても、20000円くらい。
その上、毛も傷みやすくとても弾いてもらって選んでもらう、というわけにはいきません。
弓毛も張替えできないですしね。
これ今の二胡界の98%くらいの人の実情なのは判っています。
せめて、弓毛の張替えできるところがあればと、光舜堂では弓毛の張替え始めたのです。
ところが、今まで光舜堂で弓毛の張替えをやったのは30本くらい。
なかなか良い竹の場合お勧めしますが、それでも、今私が思っている良い弓というのとは相当かけ離れています。
現状、光舜堂が弓を造るとき、100本単位で竹が中国から来ます。
ふつうはこのままたぶん、お客様に渡しているのでしょうね。
その100本のうち、手でまげて折れるものが大体10本くらいはあります。
それから大変太くて硬すぎるものが、20本くらい。
細くて柔らかすぎて、というのが、30本くらい。
まあ、何とか使えるかなというのが、38本、
あとの2本はこれはかなり良いというものです。
一作年シンガポールのマイクチャンさんがいらしたとき話していて、
彼はメーカーから直接、毎年100本購入するそうです。
その中の2,3本がお眼鏡にかなうものだそうです。
それでも毎年買わないと毛が傷んでだめだそうです。
なんで中国では毛替えをやらないのでしょう。
毛替えをしてとっておきたいような弓の竹がないからかもしれません。
今発売されている弓で、高級なものは火をかけて、硬さを調整してあるものもあります。
あるいは竹を反らせて強さを増してあるものもありますが、基本的には、
ただの竹です、
硬いか柔らかいかの違いです。
擦弦楽器の命は弓です。
その弓の良し悪しで楽器の鳴りも変わるし演奏力も変わります。
それを気にしないでも今の二胡は楽器として成り立っています。
ある中国人の二胡奏者の方は、上手な演奏家なら弓はそんなに良し悪しを気にしなくていい。
と言っていたそうです、それに同意していたのが楽器屋さんであるというのは、
驚いてしまうことですが。。。。
本当に演奏力のある人は、弓は選びますよ。
でもこう言われるくらいが、二胡の現状なのでしょうか、
本当に良い弓は、右手のほんの少しの動きを弓の先端にまで伝えてくれます。
弓の先端でさえ手元と同じように、手の重さが伝わるように作っていくのが、
擦弦楽器の弓つくりです。
ヴァイオリンの弓にしろ二胡の弓にしろ、
どちらも天然の木や竹を使っています。
一歩一本みなその弾力も強度も違います。
その強度に合わせて作っていくのが弓つくりなのです。
100本あればすべて硬さも違います。
それをなんとかかんとか、同じレベルの、
せめて現状の弓のように買ってはみたが使えない!
ということの無いようにまで今福音弓は来ています。
ほとんどの人が、弾きやすいといってくれるレベルではあると思うのですが、、、
その上、毛の強さは抜群。
たぶん一週間に1,2時間弾く人なら、10年以上持つのではないでしょうか。
毎日1時間弾いても、たぶん4,5年は問題ないようです。
毎日4,5時間弾いているというある先生が、やっと3年たって、毛の張替えをしたくらいです。
今考えているのは、やはりそれくらい弾く人たちに、合わせた竹の作りというのがあるのではないかということです。
もちろん丈も選びますし、加工も時間をかけなければいけません。
今は竹が来てから、まず、重曹に漬け込みます、
そして煮ます。
それから洗って、天日に干します。(約一か月)
それから、大まかに弾力を確かめながら、削ります。
そして手元に近い部分を火をかけて、固めます。
弓毛を張って、それから弾いてみて、使い勝手の悪いものは、
火を入れたり部分的に削ったり、最終調整をします。
幸いにも、毛が強いので、私が10分くらい弾いても毛が傷まないのでこんなことができます。
次は特注ということで、何本かの弓を弾いてもらって、その中から選んでもらい。
それを、相談しながら再加工していくというような形にできれば。
演奏家のための理想的な弓ができるでしょうね。
でも10万円以上にはなってしまいます。
こうなれば、あまり好きではない弓つくりも、楽器と同じようにとても楽しめると思うのですが。
どなたか注文しますか???