二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

もしあなたが、新しい二胡を購入したら、その時には!

2017-04-14 10:30:48 | ■工房便り 総合 
まず光舜堂へいらしてください。

その楽器のことをあなたに説明いたします。

胴はどんな木で作られているのか。

棹はどんな木なのか。

木軸の状態は。

台の状態は。

皮はどんな種類のどの程度の張り方か、

それらをあなたに、説明し、

今後どのように取り扱えば良いのかということも説明できると思います。

最近、他の楽器店や、先生方から購入した楽器を私に見せに来る人が増えています。

とてもうれしいことです。

それらの説明の際、

販売店の説明や、先生方の説明と私の意見が食い違うこともあります。

樹種のことなどはともかく、

楽器の今なっている雑音や、これからの育ち具合など、

皆様に分かりやすく説明できると思います。

ご自身の楽器の特徴などしっかりと把握していると、何があってもその楽器を弾いていきたくなると思うのです。

二胡は季節ごとにその響きが変わります。

特に最初のうちは、かなり変化します。

もし皆さんの右腕も、進歩、変化している最中だとしたら、

かなり細かいことでその楽器に自信を持てなくなったり、

あるいは楽器のどこかの不具合など、

自分であれこれいじる方も多いようですが、、、

不安を抱えているより、きっちりと説明されたほうが、

練習の励みになりませんか?

自分の気に入っているもののことは人はみな知りたくなるものです。

たぶん皆さんも思い出す青春の時代と変わりありません。

分からないからこそ、不安にもなり知りたくもなり余計思いが募ったのを思い出しませんか?

楽器も同じなのです。

ましてやひざの上に抱きかかえて、耳元で鳴ってくれる二胡です、余計に知りたくもなりますよね。

また、最近はネットのオークションなどで購入する方も増えています。

何しろ、説明にしろ通り一遍ですから、

その楽器がどんなものかも判然としない場合がほとんどです。

意外と多いのが、この胡はお買い得でしたね、ということです。

今まで、光舜堂に来たネットで購入した二胡というのに はずれがないのです。

もちろんそれぞれの二胡に特徴はありますが、

またレベルの差などありますが、

ほとんどが購入した金額に比べると相当良いもののように思えます。

ところがこれが通販の場合ですと、

悲喜こもごも。

ある楽器を見た時に40万以上する楽器だったにもかかわらず、

思わず、わたしは、半値ぐらいの金額を、、心の中で思ってしまったのではありますが、

確かに紫檀だし、鱗の大きな蛇皮も張ってあるし、、

でも、

そこで皮の状態だけを説明させてもらい、1,2年で、松富士駒にすれば問題なく弾いていけますが、

多少皮の寿命が短いかもしれません、、、と。

最近、柔らかく張った皮が流行っているらしいですしね。。

中国の演奏家の中には4,5年で一回皮を張り替えて弾く人もいるということですし

皮はいずれは張り替えなければならないものですしね。

まあ、たまにはそんなこともありますが、

それでもその楽器をよい状態には鳴らせるように出来る自負していますので。

どんな楽器でもどこのお店で購入したものでも、

見せに来てください。


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