二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡とは関係の無い話ですが、皆さんに関係ある話だと考えます。

2016-09-06 11:54:23 | ■工房便り 総合 


これは私の作品ではありません。

岩泉純木家具の工藤君の作品です。

岩手の岩泉で、製材から始めて、漆の塗装まで、すべて国産の材料を使って家具を作っている工房です。

http://www.junbokukagu.co.jp/

昨日、思い切って連絡しました。

たぶんいま災害に見舞われてその戦いの最中でしょう、

今一番辛い時だと思います。

そんな最中に、何もできない私が大丈夫などと単に言葉だけで工藤君の時間を使いたくないなと、
しばらく連絡しませんでしたが、

大分災害の状況がこちらにも伝わって来て、せめて、今でなくともできる事伝えておこうと連絡を入れました。

工場が、深さ50センチくらいの土砂で埋まっているとのことです、

車もやられ、材料も、水をかぶったようです。

木工に水は大敵です。

私の家も、戦後すぐのキャサリン台風で、材料から何から何まで流されたということを聞いています。

深川でしたから。

台風などめったに上陸しない岩手ですから、相当辛い思いをしていると思います。

電話に出た彼は、何年もあっていないにもかかわらず、私の記憶通りの話し方で、淡々と、被害状況を教えてくれました。

以前彼とは、まだ20代の頃、オークヴィレッジの稲本君や、シェーカー家具のアリスファームの人達と主に、展覧会をやったことがあります。

その後有志が集って、毎年毎年八重洲画廊で展覧会を続けてきていますが、

私は仕事が内装の方へ移ってしまい、何となくその展覧会からは脱落(情けないですが)

しかし、工藤君とは縁があって、(岩手の縁)細々ながら、連絡を取ることもありました。

やはり台風も地震も怖いですね。

折角、戦争を放棄した日本が、毎年毎年、自然と言う、大敵と闘わなければいけないのです。

自然被害で、極端にいえば、今中近東で人同士が、戦って亡くなるくらいの数の人々が、自然に叩かれて亡くなるのです。

人同士の戦いは、停戦になればあるいは話し合いで無くなります。

しかし自然との闘いは無くなりませんね、

今こうやって多摩川のほとりで、こんな文章書いていますが、

先日の大雨の時には、窓の向こうに見える日野橋の橋げたのすぐ下まで、水位が上がっていました。

あと一日そんな雨が降ったら、、、たぶん私の工場は、水と土砂をかぶり、材木は雨に流され、

機会は雨にぬれ錆びだらけに、回復するのに半年一年とかかることでしょうね。

時々思うのです。

これだけ自然災害で毎年人々が無くなる国と言うのは、世界でもそれほどないのではなかろうかと

インドネシアには火山もあれば地震もありますね、でも豪雪は無いでしょう。

台風も来ないでしょう。

こう考えると、他の国との戦備に数兆円と言う予算をかけるより、もっと自然相手の戦いの準備と言うのをもっと常に常備しておくべきではないのかな?

まだ岩泉では、連絡が取れない人や孤立してしまった人たちもいるとの事ですね、

せっかくの、自衛隊と言う名前の災害救助隊がいるのに、もっと大量に救援を送れないのだろうかなどと、考えてしまいますね。

折角戦争を放棄したのだから世界に向けて、日本に構わないでくれと、

国境や、あの島がなどと言っている前に、もっと、災害救助準備は強化できないのだろうかと思うのです。

自衛隊では無く必要なのは災害救助隊だからです。

世界に向けて、日本はこのように自然と闘わなければいけない、だから放っておいてと言えないのでしょうかね。

軍備より、災害救助、その訓練された人々がいれば、他の国で起きた自然災害に対しても日本は何か出来るかもしれないではないですか。

40基以上の原発を抱えて、自衛などホントバカな話です。日本に原爆など落とさなくとも、普通の爆弾で原発を狙われたら、もうそれでおしまいなのです。

むしろこのような事をきちんと考え、自然との闘いにちゃんと、戦力投下してほしいなと、みんなの募金がきちっと役に立つようにもしてほしいですし、

と、身近に災害にあった人がいると急にこんなことも考えてしまいます。

明日からちゃんと二胡の話を書きます、
、、







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