このところ、物販というのを考えています。
私は物販というのをほとんどやってきていません。
まれに以前百貨店などで展示会などやったくらいですかね。
店を構えてというのは、20年ほど前に、青山でMAio(マイオ)という店を開いたことはあります。
それもどちらかというと、家具や門扉などの見本が置いてあって、
それを見ながらお客様と店舗のデザイン、そしてその店舗に使う家具のデザインなどする場所でした。
ちょうどノベンバーイレブンスや、ジブリ美術館のサインなど作っているころですかね?
そうそう、青山陶芸クラブなどというのもやっていましたっけ。
実質的に、何か販売するべく計画して始めたお店というのは光舜堂が最初でしょう。
その光舜堂にしても、たまたま友人とバーをやっていて、その日曜日だけ営業するという事で始めました。
最初から自分の作った二胡を販売するというより、それは実験のためという事で、
皆さんご存知のように、修理と調整のお店になっています。
最初のうちは、二胡も売れると良いなと、などと考えてもいましたが、
皆さんが持ち込んでくる中国製の二胡の実態が、いろいろ明らかになってきて、
これは楽器売るより修理が大切だろうという事になって、今に至っています。
これは自分の楽器を造る上でも大変有効でしたね。
何しろ駄目の見本がたくさんあるのですから、こうしてはいけないここはこうでなければ、
そんなこんなで二胡はこうあるべきという姿が見えてきたのは、皆さんの楽器のおかげでもあります。
駒もこんな感じが、などと彪駒や黒彪駒など作り出しましたが、
一時期は、通販会社にも置いてもらい、皆さんに使ってもらえたのですが、
調整をやればやるほど、駒は皮に合わせて削り込まなければいけないと、
販売というより、調整の一環として、つくるようになったのです。
弓も同じですね、なんで弓は張り替えられないかと、考えているうち、
お客様から、張り替えるほどの弓の竹が無い、という事に気が付かされました。
私の気分としては、弓を売っているというより、なんだか調整の一つで、
作っているうちに、弓こそ大切、もちろん良い楽器も大切ですが、そんなに皆さんが良い楽器ばかり持っているわけではないと、
言ってみればみんながストラデバリウスを持っているわけではない。
しかし、そのストラデバリウスにしても、良い弓でなければあの音は出ないし、むしろ良い楽器ほど良い弓が必然という感じがします。
弓にしても、トルテのオールドボウなどとはいかずとも、せめて、弾きやすく、ある一定の硬さと弾力を持っているように
竹を造れないかと始めたようなものです。
とんでもない良い弓というより、―ここで物販にかかわってくるのですが、
皆さんが、楽器屋さんや、先生方から購入するものより、品質の安定したもの
届いてみないとどんなのが来るかわからないというようなものではなく。
多少の違いはあれ耐久力のある馬毛と、誰が弾いても使いやすいもの、
どんなものが来るのかわからないような、当たればラッキーみたいな物販に頼らなくて済むようにと始めたのです。
物販といえば、超軽量二胡ケースも同じですね。
何回ケースのファスナー壊れて嫌な思いをしたことか、
確かに丈夫だけど電車で教室に行く人にはこれは重過ぎるだろう、などというのを見ていて。
あるケースの職人さんにたまたま出会って、この人に頼もう、という事になったのです。
何本か見本を造ってもらい(もちろんすべて有料です)今の、ケースが出来上がったのです。
なんだか長くなりそうなので 続く!
私は物販というのをほとんどやってきていません。
まれに以前百貨店などで展示会などやったくらいですかね。
店を構えてというのは、20年ほど前に、青山でMAio(マイオ)という店を開いたことはあります。
それもどちらかというと、家具や門扉などの見本が置いてあって、
それを見ながらお客様と店舗のデザイン、そしてその店舗に使う家具のデザインなどする場所でした。
ちょうどノベンバーイレブンスや、ジブリ美術館のサインなど作っているころですかね?
そうそう、青山陶芸クラブなどというのもやっていましたっけ。
実質的に、何か販売するべく計画して始めたお店というのは光舜堂が最初でしょう。
その光舜堂にしても、たまたま友人とバーをやっていて、その日曜日だけ営業するという事で始めました。
最初から自分の作った二胡を販売するというより、それは実験のためという事で、
皆さんご存知のように、修理と調整のお店になっています。
最初のうちは、二胡も売れると良いなと、などと考えてもいましたが、
皆さんが持ち込んでくる中国製の二胡の実態が、いろいろ明らかになってきて、
これは楽器売るより修理が大切だろうという事になって、今に至っています。
これは自分の楽器を造る上でも大変有効でしたね。
何しろ駄目の見本がたくさんあるのですから、こうしてはいけないここはこうでなければ、
そんなこんなで二胡はこうあるべきという姿が見えてきたのは、皆さんの楽器のおかげでもあります。
駒もこんな感じが、などと彪駒や黒彪駒など作り出しましたが、
一時期は、通販会社にも置いてもらい、皆さんに使ってもらえたのですが、
調整をやればやるほど、駒は皮に合わせて削り込まなければいけないと、
販売というより、調整の一環として、つくるようになったのです。
弓も同じですね、なんで弓は張り替えられないかと、考えているうち、
お客様から、張り替えるほどの弓の竹が無い、という事に気が付かされました。
私の気分としては、弓を売っているというより、なんだか調整の一つで、
作っているうちに、弓こそ大切、もちろん良い楽器も大切ですが、そんなに皆さんが良い楽器ばかり持っているわけではないと、
言ってみればみんながストラデバリウスを持っているわけではない。
しかし、そのストラデバリウスにしても、良い弓でなければあの音は出ないし、むしろ良い楽器ほど良い弓が必然という感じがします。
弓にしても、トルテのオールドボウなどとはいかずとも、せめて、弾きやすく、ある一定の硬さと弾力を持っているように
竹を造れないかと始めたようなものです。
とんでもない良い弓というより、―ここで物販にかかわってくるのですが、
皆さんが、楽器屋さんや、先生方から購入するものより、品質の安定したもの
届いてみないとどんなのが来るかわからないというようなものではなく。
多少の違いはあれ耐久力のある馬毛と、誰が弾いても使いやすいもの、
どんなものが来るのかわからないような、当たればラッキーみたいな物販に頼らなくて済むようにと始めたのです。
物販といえば、超軽量二胡ケースも同じですね。
何回ケースのファスナー壊れて嫌な思いをしたことか、
確かに丈夫だけど電車で教室に行く人にはこれは重過ぎるだろう、などというのを見ていて。
あるケースの職人さんにたまたま出会って、この人に頼もう、という事になったのです。
何本か見本を造ってもらい(もちろんすべて有料です)今の、ケースが出来上がったのです。
なんだか長くなりそうなので 続く!