届いた時はこんな感じでした。
やっと直して、
この胴は本紫檀と小葉紫檀の組あわせで、その二つの木の接ぎ合わせ部分が割れていたのです。
もう一つ問題は、割れてからかなり時間がたっていたようで、木と木の間に隙間もで来ていました。
木は動きます。
二種類の木ですから違う動きもしたでしょう。
また、割れてすぐでしたら、直すのに大変な思いもしません。
まあ、大変な思いをするのは修理屋ですが。
でも普通なら、10000円前後で直るところが、その倍くらいもかかってしまいます。
時々私は、二胡の頭の取れなど、みなさんご自身で直せるかもしれないと、ブログに書きます。
ただ胴はできたら、ご自身で直さずに、プロに任せた方が良いと思います。
今回の壊れた胴は、たぶんご自身でボンドを付けて直したのだと思うのです。
ある会社からの依頼ですのでその辺ははっきりしません。
しかしプロならやらないほどたっぷりとボンドが付いていました。それもどうやらゴム系だったと思います。
いわゆる木工ボンででしたら、もっと直しは簡単です。
刃物だけでも取れますから。
もし皆さんの二胡の胴が割れたら、速やかに修理屋さんに持っていってください。そのほうが治りもきれいです。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ