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これは、二胡の頭が取れる時のもう一つのパターンです。
要するに木自体が破損したのです。
木は縦方向に繊維が走っています。
ですから、縦には強いです。
ところが二胡の頭というのは、曲がっていますので弱い方の木目で製材するしかないのです。
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木目が繊維が、切れるためにとても弱くなります。
紫檀黒檀というのは、横方向の力に対しては弱いです。
木によってその力というのは強さに差があります。
胡桃などですとかなり粘りがあり、
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このような曲線の物も作ることができます。
アールヌーボーの家具にフレンチウォールナットが多用されているのはそのためかもしれません。
さて頭の破損したものは比較的簡単に、瞬間接着剤で治せます。
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破損したところを合わせてみますと、このようにぴったりと合わない時もあれば、
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このようにきれいに会う場合もありあます。
それは木の割れた状態と木の硬さの状態とで、内部で割れたものがささくれ立ったりすると、ぴったりとは合わなくなるのです。
ぴったりと合っていなくとも、この程度の罅に見えるものでしたら、瞬間接着剤できれいに直すことができます。
まず瞬間接着剤を、このくらいの量、この時使う瞬間接着剤は木工用であればなんでもよいと思います。
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要するにべったりと前面に塗らない、5ミリ四方の中に一滴くらいと考えてください。
老が多すぎるととてもつきにくくなり、瞬間というより5,5分時間がかかってしまうこともあます。
まず、両手でそれぞれの部材を持ち、合わせ目にしっかと押しつけます。
しばらく、たぶん1分くらいはそのまま押しつけていてください。
接着が完了したら、30分くらい待って、
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この継ぎ目のところを、紙やすりの100番前後でよく腰ります。
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するときの粉が出てきますから、その粉が継ぎ目のところに集めてください。
それから、
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その継ぎ目のところに、瞬間接着剤を塗ってください。この時使う接着剤は
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できたらこれを使ってみてください。これは硬化した後白ぐ濁りにくい接着剤ですから。
10分以上たってボンドが固まったら、まずは100番の紙やすりで、それから順次細かい紙やすりで研いでいってください。
100番240番400番と、最終は1000番くらいネットでも紙やすりは購入できると思います。
それから、コンパウンドで磨くか、
あるいは、蜜蝋で磨くとこの程度には仕上がります。
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全く分からないくらいにすることもできます。
それには、以上の、工程を何回か繰り返す必要があります。
是非やってみてください
何かわからないことがあれば、ご連絡ください。