二胡の弓の作り方は、以前から持っていた弓を分解してみれば、どなたにも作る事は可能です。
実際、そのように作ってみようとした方もいます。
又、私の知り合いのヴァイオリンの製作者が、二胡弓の張替だけ頼まれてやってみた時に、
以前の弓を分解して、チューブを外したりして、真似してやっていたようです。
「二度とやりたくない」というのが彼の意見でした。
又もしかしたらこのブログを読んでおられる方の中に、実際やってみた方はいるかもしれませんね。
たぶん相当時間がかかっても出来ると思いますので、物は試しです、やってみてください。
ここでコツを書きます。
福音弓を作るには、待つことが一番大切なことです。
もしあなたが馬毛を仕入れることが出来たとします。
そこで大切なのは、この画像のように広げて、梳って待つことです。
馬毛はかなりの脂分が含まれています、手に持ってべとべとするほどではなくとも、
そのまま置いておけば油分が固まって、束になってからんでしまいます。
ですからなるべくこのようにほぐして空気に触れさせておかないといけません。
その間だいたい1ケ月。
また、今度は細かく料をはかります。
西風9,5グラム、東風10,5グラム、『阿炳礼賛』10,5グラム、中胡弓11グラム
このように秤、其々をまたほぐしておきます。
毛は一本一本伸び方が多少は違います。
ですからこの段階で、自重で伸ばしておくと、後で束ねた時に、比較的、比較的ですが、弓に作った痕から何本かだけ伸びて来て緩んでしまうということが少ないです。
ヴァイオリン等の弓は空か鳴りぴんと張って弾きますね。
ですから、多少の毛の伸び率のばらつきと言うのは吸収されてしまいます。
ですから張替えたばかりの、ヴァイオリンの弓毛だけ外すと、弓の木に付けていた時よりずいぶんバラバラ伸びているのが解ります。
案外二胡の弓と変わらないくらいなのです。
しかしこうやって自重で伸びるようにしておくと、弓に作ってから、後後ぼさぼさしてくることが少ないのです。
友達のヴァイオリンの弓を張替えている人がとんでもなく、約半日も掛けて作らざるを得なかったというのは、
このようなことも原因の一つです。
いざ竹に馬毛を通して、さて伸ばしていって束ねようとしても、綺麗な平行線になりません。
二胡の弓毛は、手で持たない限りピタッと平らになりにくいですから。
この毛の自重を利用して毛を伸ばしていくという方法は、私の友人の織物作家に教わった物です。
糸物は垂直にぶら下げておいて、待つ。
それまでは私も毛をまっすぐにするだけで半日やっても一日やっても思うようにいかなかったものです。
これが結局は、良い弓を作ることの一つになりました。
実際、そのように作ってみようとした方もいます。
又、私の知り合いのヴァイオリンの製作者が、二胡弓の張替だけ頼まれてやってみた時に、
以前の弓を分解して、チューブを外したりして、真似してやっていたようです。
「二度とやりたくない」というのが彼の意見でした。
又もしかしたらこのブログを読んでおられる方の中に、実際やってみた方はいるかもしれませんね。
たぶん相当時間がかかっても出来ると思いますので、物は試しです、やってみてください。
ここでコツを書きます。
福音弓を作るには、待つことが一番大切なことです。
もしあなたが馬毛を仕入れることが出来たとします。
そこで大切なのは、この画像のように広げて、梳って待つことです。
馬毛はかなりの脂分が含まれています、手に持ってべとべとするほどではなくとも、
そのまま置いておけば油分が固まって、束になってからんでしまいます。
ですからなるべくこのようにほぐして空気に触れさせておかないといけません。
その間だいたい1ケ月。
また、今度は細かく料をはかります。
西風9,5グラム、東風10,5グラム、『阿炳礼賛』10,5グラム、中胡弓11グラム
このように秤、其々をまたほぐしておきます。
毛は一本一本伸び方が多少は違います。
ですからこの段階で、自重で伸ばしておくと、後で束ねた時に、比較的、比較的ですが、弓に作った痕から何本かだけ伸びて来て緩んでしまうということが少ないです。
ヴァイオリン等の弓は空か鳴りぴんと張って弾きますね。
ですから、多少の毛の伸び率のばらつきと言うのは吸収されてしまいます。
ですから張替えたばかりの、ヴァイオリンの弓毛だけ外すと、弓の木に付けていた時よりずいぶんバラバラ伸びているのが解ります。
案外二胡の弓と変わらないくらいなのです。
しかしこうやって自重で伸びるようにしておくと、弓に作ってから、後後ぼさぼさしてくることが少ないのです。
友達のヴァイオリンの弓を張替えている人がとんでもなく、約半日も掛けて作らざるを得なかったというのは、
このようなことも原因の一つです。
いざ竹に馬毛を通して、さて伸ばしていって束ねようとしても、綺麗な平行線になりません。
二胡の弓毛は、手で持たない限りピタッと平らになりにくいですから。
この毛の自重を利用して毛を伸ばしていくという方法は、私の友人の織物作家に教わった物です。
糸物は垂直にぶら下げておいて、待つ。
それまでは私も毛をまっすぐにするだけで半日やっても一日やっても思うようにいかなかったものです。
これが結局は、良い弓を作ることの一つになりました。