二胡というのは弾きにくい楽器ですね。
「何で先生のような音が出ないのだろう」という質問はかなりあちこちで聴きます。
それは二胡の楽器としての、鳴り方の問題なのです。
弦楽器はどんな楽器でもかなりしっかりと、弦を振動させないと鳴りません。
鳴るというのはどうも棹も楽器の全てが振動することです。
二胡の場合、皮で出来ていますから、初心者の間は皮に十分な振動を与えることが出来ずに、皮だけが鳴り、その皮だけの振動が、内部で共鳴する形になってしまいます。
二胡が本当に鳴るというのは皮以外すべての木の部分が振動しなければならないのですが、今の二胡の木の構造は鳴りにくい形なのです。
それは、皮が張ってある木の部分が厚いので振動しにくいからなのです。
その部分は通常、3ミリぐらいあります。
この皮が張ってある部分を、2mm以内にすると、皮の振動がすぐ木に伝わり、全体が鳴るきっかけになるのです。
今の二胡の木の構造だと、相当シッカリと弦に圧力をかけないと木の部分は鳴らせません。
ところが圧力をかけようとすると雑音になってしまいます。
圧力をかけながら、鞭のように手全体を使えば、綺麗な良い音になるのですが、なかなか難しい事です。
ですから私の場合、この皮が張ってある部分だけ、少し薄く作っています。
全体をということではなく、ホントに皮の表に近い処だけですが、それでも相当弾きやすくなります。
あともう一つ、弾きやすい楽器というのが中国製でもあります。
それは皮が緩く張ってあるのです。
緩いですから振動しやすいですね。
しかし経年変化でもっと緩くなってしまいやすいのです。
そうすると、もう二胡の音にはなりません、いつも梅雨時のボテボテした音になってしまいます。
この皮で弾きやすくするというのは、耐久年数ということでは多少楽器としては無理があるようです。
ですから、購入時に弾きにくいぐらいの楽器は良い楽器に育つとも言えます。
反対に購入時に弾きやすい楽器というのは、育ちにくいとも言えるのです。
「何で先生のような音が出ないのだろう」という質問はかなりあちこちで聴きます。
それは二胡の楽器としての、鳴り方の問題なのです。
弦楽器はどんな楽器でもかなりしっかりと、弦を振動させないと鳴りません。
鳴るというのはどうも棹も楽器の全てが振動することです。
二胡の場合、皮で出来ていますから、初心者の間は皮に十分な振動を与えることが出来ずに、皮だけが鳴り、その皮だけの振動が、内部で共鳴する形になってしまいます。
二胡が本当に鳴るというのは皮以外すべての木の部分が振動しなければならないのですが、今の二胡の木の構造は鳴りにくい形なのです。
それは、皮が張ってある木の部分が厚いので振動しにくいからなのです。
その部分は通常、3ミリぐらいあります。
この皮が張ってある部分を、2mm以内にすると、皮の振動がすぐ木に伝わり、全体が鳴るきっかけになるのです。
今の二胡の木の構造だと、相当シッカリと弦に圧力をかけないと木の部分は鳴らせません。
ところが圧力をかけようとすると雑音になってしまいます。
圧力をかけながら、鞭のように手全体を使えば、綺麗な良い音になるのですが、なかなか難しい事です。
ですから私の場合、この皮が張ってある部分だけ、少し薄く作っています。
全体をということではなく、ホントに皮の表に近い処だけですが、それでも相当弾きやすくなります。
あともう一つ、弾きやすい楽器というのが中国製でもあります。
それは皮が緩く張ってあるのです。
緩いですから振動しやすいですね。
しかし経年変化でもっと緩くなってしまいやすいのです。
そうすると、もう二胡の音にはなりません、いつも梅雨時のボテボテした音になってしまいます。
この皮で弾きやすくするというのは、耐久年数ということでは多少楽器としては無理があるようです。
ですから、購入時に弾きにくいぐらいの楽器は良い楽器に育つとも言えます。
反対に購入時に弾きやすい楽器というのは、育ちにくいとも言えるのです。