８月１１日（日）『ヴァイオリ二胡スト』に元気をいただいた風邪っぴき １０：００～１７：００

二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。

店主による新連載『 二胡弾き列伝 』、これからも１０月２６日のイベント全出演者分続きます。
なにしろ出演者は約３０名！
今から連載を始めないと１０月までに全員分が終わらないのです。
（ 合間に『 営業報告日記 』や、ワタクシのストレスの捌け口＝『 ほぉ舜堂 』も入ってきますからね ）
これから、どんどん出演者をプロフィールを交えてご紹介していきますのでお楽しみに！

お楽しみ、と言えば！
昨年 店主 西野が製作のお手伝いをした、ＨＡＲＩＯ社のガラスの二胡が、
１０月２６日にＨＡＲＩＯ社から正式に貸していただけることになりました！！
当日の演奏には登場しませんが、店主が ちょこっとだけ音色をご披露します。

チケット発売開始は９月になりますので、もう少し待っていて下さいね。


さて、日曜日は。。。

店主は、１０８城の大老＝モロさんから風邪を貰ってしまったらしく、発熱。
（ うつしてスッキリした大老８８歳はケロっとしてます ）
店主は平熱がオソロシク低いので、発熱すると屋外の殺人的気温と同じくらいにすぐなっちゃうのですが、
この日は朝から元気をいただきまして一日乗り切りました。
店主の元気の元、それは、ヴァイオリンです。
カユ手Ｂ枠の為に早めにお越しのＴさんが、なぜかヴァイオリンも背負って登場したのです！
「 どーしたんですか♪ 」
最近の店主は、ヴァイオリンのケースを見ただけでテンションが上がります。
聞けばＴさんも、ヴァイオリン弾ける二胡弾きさんだそうで！

（ ところで最近、想像以上にこのヴァイオリンと二胡の両刀使いさんが巷に多いことに気付きました。
以後このブログでは、敬意を持って、レベルに関係無く、一律『 ヴァイオリ二胡スト 』 と呼ばせて頂きます )

店主はワクワクして「 見せて！見せて♪ 」 と、二胡より先にヴァイオリンに夢中。
先にご来店のＳaさんも『 ヴァイオリ二胡スト 』なので、一緒になってＴさんのヴァイオリンを囲みます。
『 二胡工房 光舜堂 』 が、そのうち『 ヴァイオリンと二胡工房 光舜堂 』 になりそうな勢いです。

さて出てきたのは、ビギナー用のスズキのヴァイオリン。
Ｔさんはご自分では他にお持ちなので、新たに始めるお友達に譲るのだそう。
音を出すと、　「 大きい音ですねー！」　と、誰もが思わず言っちゃうくらい、大きい音です。
何かを気になった店主が「 どれどれ、、、」とＦ孔から覗きこみ「 ああ！ 」と納得した様子。

「 駒に対して、魂柱（注：ヴァイオリンの中に立っている柱）の位置が合ってないね 」
「 え？そうなんですか？ 」

「 でも、今日は魂柱立ての道具持って来てないから。。。」 と、店主、
キュッ、キュッ、と、駒の方を数ミリ動かしました。
すると、
音が大きいのはそのままに雑味が取れたと言うか、とにかく、音色が俄然良くなりました！
「 凄い！ ちょっとしか いじってないのに！！」
ＴさんもＳaさんもビックリです。
「 後は、駒を取り替えて弦をワンランク良いのに変えたら生まれ変わるよ、って、お友達に言って 」
「 そうします～～～」


この日はその後も調整で、「 凄い！ちょっとしか いじってないのに！」 と数回言われ。。。
褒められ、感激されているけれど、店主、ちょっと不満そう。
工房への帰りの車中、
「 あっという間に判って直せちゃうのも問題だよねー。。。」 と言いだしました。
「 ま、見てる側としては、事実、“ちょっと”ですからねぇ。。。」　と、ワタクシ。
「 だけどね、数分で直しても、短時間で判断出来て直せるのは長い木工経験があるからで、
その数分には、プラス私の木工キャリア６０年、が加算されてるんだから！」

「 って、報告日記に書いといて！」　だ、そうです（笑）


さて、この日はホントに暑い日でしたので、ご予約以外は来ないでしょう、と思ったのに、
結局、結構いらっしゃいました。
「 来るかもねー」と話していた遠方の方々が予想を外さずご来店とは、さすがお盆週！
「 空いているだろうから 」とあえて狙って来た方は、店内に人がたくさん居てビックリ！


そんな中、面白かったのはＳｂさん。
途中、空がにわかに暗くなり、「 ああ、ひと雨来そうだなー」と言っているうちに、
ゴロゴロゴロ。。。雷も鳴り始めた、その時です。
「 二胡、濡らさずに済んだー！」
と、息を切らしてやってきました。
代々木公園で練習していたら雷が鳴り始めたので、こりゃ降るな、と自転車飛ばして来たんだそう！
いやー、光舜堂を緊急避難場所に活用していただけたのは初めてです(笑）
そんなわけで、賑やかな雨宿りタイムになりました。


雨が上がると、
恋い焦がれ通い詰めたＤＯＤＥＣＡＧＯＮをついにゲットすべく、お迎えに１人。
ここまで気に入って下さるのは、本当に製作者冥利に尽きます。
特に今回のは、二胡では無くＤＯＤＥＣＡＧＯＮ、今まで以上に店主には特別でした。

外観は二胡や中胡と同じに見えますが、
完全に内部構造を変えて新しい試みの結果生み出された楽器、それがＤＯＤＥＣＡＧＯＮなのです。
ですから、この楽器は中胡ではありませんし、二胡でも無い。
最初は、二胡界では受け入れられないかもしれないと覚悟しつつ、でも絶対の自信はありました。
そんなＤＯＤＥＣＡＧＯＮだからこそ、
このように気に入っていただけたのは、特に嬉しいことなのです
しかし、ここで問題が。
この樹種のＤＯＤＥＣＡＧＯＮを気に入っていた方が、他にも複数名いらっしゃるのです。
現在、店主はヴァイオリンに触りたいのを我慢して、急ぎ追加製作しております。

それにしても、『 楽器は出会い 』 とは、本当にそうだなーと思います。
今回の方、最初に心魅かれていたのはシャム柿のＤＯＤＥＣＡＧＯＮだったはずなのに、
今じゃ完全にこのＤＯＤＥＣＡＧＯＮにノックアウトです。
こういう想いで連れ帰ってもらえる楽器は『 幸せ者 』もとい、『 幸せ物 』ですね！
相思相愛効果で、この方の演奏の腕も一段と上達することでしょう。

最後は、１０月２６日に音響をお願いしている川島さんも交えて、
チケットの販売方法について、あーだ、こーだ。
なにしろ、こんな大きなコンサートは光舜堂にとって最初で最後ですから、皆様の意見が貴重です。
でも、見えてきたのは、どうやら、あっという間に売り切れそう？？？
ちょっといろいろ手を打たねばならない事態です。
そんなわけで、告知＆発売はもう少しお待ちくださいね！
（ ※　チラシは作りませんのでご了承ください ）


ということで、今週も猛暑にもかかわらず大勢の方にご来店いただきました。
皆様暑い中、本当にありがとうございました。

では♪