二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

竹二胡難しいですね。

2017-12-23 11:25:19 | ■工房便り 総合 


これなんだと思います。

これ台なのです。



いくら四角いからといって、何もこんなひし形に使う事はないではないかと思われるでしょうが。

もし四角を普通にこうやって使うとどうなると思います??



そうですね皆さんのご想像の通り、

外弦を弾くときに、弓の竹がいきなり落ちてしまうのです。

これは弾きにくいです。

むかし、木で資格や3角5角の二胡作ったことがあるのですが、

音はともかく、弓が使いづらいのです。

慣れというのもあるのでしょうが、

それにしても、いきなり外弦の時に弓の竹が音てしまうと、

これは弾きにくいです。

意外と皆さん自然と弓の竹を、この二胡の胴の形に添わせて弾いているのです。

むしろ、この胴の形は、そんなところでも役に立つような形になっているのです。

かといっていくら沿わせてといっても、

ホント竹を安定させるくらいな添わせ方ですね。

中には相当強く押し付ける人もいます。

そのように、教える人もいます。

デンペンが減っていくのはこれは致し方ないとして、

竹が削れていくのはこれはつらいですね。

せっかく良い弓だと大枚はたいたのに、、3年も持たないと、

でも普通の二胡の弓の毛は、3年も持たないから良いのかもしれません。

この胴に沿わせて弓を使うというの、

いろいろないけんがあります。

軽く本当に弓の動きを安定させるだけぐらいの力という人もいますが。

かなり押し付けるのだという人もいます。

私がいろいろやってみたところ、

弾きやすい弓というのは、右手の移動とともに、それほど竹を胴に(デンペンに)押し付けなくとも

しっかり安定して呉れるます。

今までの弓ですと、竹の強さが、一定でなく弓がデンペンの上を通過するときに上下に動いてしまいます。

もちろん竹の強さと、先端までの力の伝わり具合が一定になるように弾くのですが、

その時にほとんど手の重さだけをかけていて移動のたびに竹をコントロールしなくてよいというのが、

良い弓の竹の条件でしょうね。

私が言うまでもなく、竹は自然のものですから一本一本ちがいます。

長年にいてきたのに 弓が変わると弾き方まで変えなければいけないのが、

現状なのです。

それをコントロールするのに、竹を強く押し付けていくという方法もあります。

力で押し切ってしまうという方法ですね。

しかし、そうなるとデンペンの上を滑っていく竹は見事に削れてしまいます。

いくら、軽く沿わせているだけといっても、擦っているには違いがないのです。

いずれは、竹は削れてしまいます。

これ、デンペンの硬さが固いからなのです。

今デンペンを造る材料はほとんどがプラスティックです。

おなじプラスティック問いtt芽生色々種類がありまして。

中には、竹より硬いものもあります。

竹より柔らかい素材は、セルロイドでしょうね。

或いは紙か、、

布地か、、

よく見かけるデンペン保護テープ

竹の当たるところだけに張るのはこれは、竹の保護のために、

デンペンの保護のためではないですよ。

デンペンはもともと枯らして張り替えるものですから。

弓にしても自然に、2,3年使えば、毛が駄目になって、

そのころになるとたぶん竹も削れてしまっている人も、多かったのか、

今まではそれほど、デンペンの質、あるいは竹の質。

或いは、弓そのものの弾き方など問題は出なかったのかもしれません。

竹の保護テープ何か考えなければですね。





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