とても良い言葉ですね!!
これは、鳴尾牧子さんの感想です。
気持ちを込めて右手を動かした時に、それに対してとても素早く素直に反応してくれるのだそうです。
確かに、このCDMは小葉紫檀のベースにして、作られています、音色もよいです。
そのうえCDMですから、大変音の立ち上がりも早いのではありますが、
楽器だけの事ではないと私は考えています。
弓も煌風で、イタリア産の強い馬毛で細い束になっていて、
その上松脂はblack amber rosin をつけてあります。
大きく弾けば大きく鳴り、小さく弾けば小さく響くのを、いかに実現しようかとしてみたのです。
気持ちのこもった瞬間に、瞬足で音が立ち上がり、思いがそのまま音という形になってきます。
二胡は楽器だけで音楽になるのではないですね、弓もありその音を発する松脂もあって初めて、音になり、
弾く人の思いと腕が込められて、音楽になります。
そしてそれを実現するのが演奏者の力でしょう。
演奏者の思いを、直接的に楽器に伝えるのが、弓と松脂だと思います。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ