二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

時空間の歪みが、、、、結局は、二胡作り。

2010-08-22 20:44:26 | ■工房便り 総合 
時間と、空間の歪みが、エネルギーを作り出します。

そのエネルギーは、時空の狭間を揺らします。

その揺れされた、時空の狭間に、エネルギーの、凝縮されたものとして、

物質は生まれます。(西野の仮設です)

それが、超弦(スーパーストゥリングス)です。

紐理論とも呼ばれます。


揺れる弦こそ、物事の基本になるというのは、

二胡作りとしては、想像するだけでも楽しい事です。

弦が揺れて、全てが始まります。

その弦を揺らすのは、弓の毛であり、右手です。

この2カ月の間に、ジョージガオさんをはじめとして、

数人の、高名な演奏家にお会いしました。

みなさん、大変親切な方が多く、

二胡の引き方、皆さんに教わりましたし、真近で見せて、いただき聞かせていただきました。

幸か不幸か、

皆さん全て、言うことが違います。

弓の持ち方からして既に違います。

でも幾つかのことは、要約してみると、同じであるということができます。

それを書きます。

何も演奏の下手糞な私が、演奏方法を、教えるということではありません。


唐突なのですが、皆さん同じなのは、

大変太い手をしているということです。肘から手首にかけて。

私も、5キロノハンマー片手で振りますから、爺としては、なかなかと自負しておりますが、

皆さんそれ以上なのです。(女性もいらっしゃるので失礼かとは思いますが)

二胡を弾く時、よく言われるのは、力を入れるな、力を抜けと、これはみなさんも言われた経験あると思います。

そこで思うのです、力を抜いてどうやって、動かすのよ。

大体力抜いて子供のころから演奏してきた人の手が、何であんなに太いのでしょうか?

確かに、皆さんが演奏されるとき、皆さんの手の筋肉の動きと言うのは見えません。

普通、筋肉に力入れると、ピキピキと、筋肉の動きが見えるものです。

以前、このような、動きで明らかに、力使っているはずなのに、

筋肉の動きが見えない運動を見たことがあります。

太極拳です。

太極拳やる人の、筋肉はそれが力が入っているようには見えません。

もうひとつは、弓道です。

これは私も、少しは経験ありますが、保持する動きなのです。

太極拳も、弓道も、手の動きを保持する筋肉が、骨の近く(内筋)につくのではないでしょうか。

二胡の、弦を、ゆっくり、一定の振動で、圧力で弾くのが。良い音作りの基本としたら。

それができていない、私としたら、

どうやって、真似しても、あの音が、

あの演奏家たちの、音が出ない理由は、

保持する、見えない筋肉が、ついていないとしか言いようが有りません。

みなさんやってみてください、コップに、水を一杯にして、

右手を平行に、70センチ動かしてみてください。

水をこぼさずに、

彼らの、お一人に聞いたところ、実際にできるそうです。(ホントカナ?)

でも、出来そうですよね。

確かに、自分の右手の動き、ゆっくりと1定なようでいて、自分でもヒクヒク、動くのわかります。

これは大変なことです。

ですから、焦らずゆっくりやります。

いつかは、保持する筋肉付くでしょうから。

とりあえずは、出来る範囲で。

続く。

西野和宏


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11 Comments

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本題とはズレますが (ぷーろん)
2010-08-22 23:18:10
ワタシ、肘から手首までの筋肉は自慢です(/ω\)キャッ
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腕力で♪ (ぺんぎん)
2010-08-22 23:35:01
キャー、もっとマニアックな物理の話!!りくえすとー

ハイ、筋力任せにガッツリ弾いてます・・
序に右足もシッカリ踏み込んで(笑
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そうか! (るつ)
2010-08-23 00:06:01
私にはその内側の筋肉がないんだ!
なるほど~。

一番初めに習った先生に、「力を抜いて気を入れなさい」と言われたことがあります。私がきょとんとしていると、
「外の力を抜いて内側の力を入れなさい」と言い換えて下さったのですが、その内側の力の入れ方がわからないんですよね。

焦らずに筋力をつけていきたいと思っていますが、どうやって鍛えたらよいのやら…。
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弓道と二胡 (Tomomi)
2010-08-23 01:03:53
弓道と二胡は、驚くほどよく似ている部分がありますね。
基本的には、弓道も力は抜くように言われます。
しかし、それはあくまで手先の力で引かないという事であって、
矢線に沿って体を開いていき、両肘を基点にまっすぐと体全体で左右に伸び合います。
手先で押したり引いたり、というよりは、肘にヒモがついていて、引っ張られるという感覚です。
それから、同じように上下にも伸びあうことと丹田に息を下ろすことも忘れてはなりません。
手先の力が抜けないと、体が開いてこないんですね。
体が開かないと、息も下りてきません。
全部が繋がっています。
縦横十文字のバランスと自然体で引くことが大切です。

最初のころは、弓を引くための力をつけるために、腕立てとかもしますが、
結局弓を引く力は弓を引くことでしかつかないと言います。
二胡もきっと一緒なんでしょうね。


弓道の射法には、矢が離れて終わりではなく、その後に『残心』というものがあるのですが、
この残心を見れば、その射が良かったのか悪かったのか、
どんな弓の引き方をしていたのか、全てが表れるといいます。

きっと、二胡では、音の響きや余韻がそれに当たるんでしょうね。

私も、安定したボーイングができるようになるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
頭で理解できても、実践できるようになるのは難しいことですが、
こればっかりは、こつこつと少しずつ練習を積み重ねていくしかないですね。

でも、こういうことを意識しながら練習することが、
とても大切なことだと実感しています。

お互い頑張りましょう!!
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だめだこりゃ・・・・ (せんちょ)
2010-08-23 07:25:43
そのつかみから弓にいたるまでのつなぎが、ちと強引すぎやしませんか?

タイトルは、「ボーイング・力を抜くってなんなんだ!?(二胡作り的脱力の見解)」
とかにしたほーが、ツカミ的にはよいのに・・・・。

ちょうげんりろん・・・・から入りますか、昨日の店番男子からの突っ込みが、まったく生かされておりませぬ。

つーか、Tomomiさん、そこは、そこは突っ込むところであって、つらつらと書き連ねるところじゃないっす!

だれかーーー! たーすーーーけーーーーてーーーー!


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題名はボーイングでしたね。 (nishino)
2010-08-23 08:56:29
>ぷーろんさん。

確かに最近良い音になってきました、安定しています。多分その手の重さ、

>るつさん

とんでもないです。るつさんの音ののびやかさ、あれはちゃんと弾けてる音でしたよ。
私が聞いた、素人の中では、最高の部類に入ります。ほぉさんには内緒ですが、思わず1台持っていってと言いそうになりましたもの。

>ぺんぎんさん
ホントに力ありそうですね。8角形それほどパワーいらないですから。そーっと弾いてやってください。

>tomomiさん

確かに、二胡と弓道似ているかも、伸筋を使うということ、と呼吸法ですかね。

船長。

ごめん。でも私の言ったとおりに弾いて、音良くなったでしょ。
エッツヘン。
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Unknown (Tomomi)
2010-08-23 13:12:57
>船長さん
あらら、すみませぬ。。。
ついつい書き出したら止まらなくて。
深夜は危険ですね

誰か私につっこみを教えてください~(笑)
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まぁまぁ (Jimmy)
2010-08-23 13:46:19
船長さんのおっしゃるとおりなのですが、良いじゃありませんか。コメントもググッと増えたし。

皆さんお書きになっているのと同様に、うちの大御所も、「私は気で弾いていますッ!」と筋肉をプヨプヨさせながら申しております。それでも大変大きな音を響かせます。

気功でもやらなきゃダメかなんて思っていましたが、西野理論を伺って妙に納得したのでございます。

Tomomomiさんの弓道との関連も興味深く拝読いたしました。

宇宙でございますねぇ。。。
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本題とはズレますが <2> (ほぉ)
2010-08-23 15:50:48
ワタクシ、上腕二頭筋は自慢です(/ω\)キャッ


それより、読み飛ばしそうになりましたけど、
なーに、公開ブログで「ほぉさんに内緒ですが―」
なんて打ち明けてるんですっ?
ムキムキな右のグーでパンチしますよ

返信する
つっこみは (せんちょ)
2010-08-23 21:06:52
弓を引く要領で、手の重さをつかって、「なんでやねん」の掛け声とともに突っ込むのです。

手のひらをひらくと、つっこみ。
手を握りこむと裏拳。
手をひらいて、手のひらを地面にむけるとチョップになります。

あと、応用では、肘を固めると、肘打ちとなります。この場合は、回転半径のが、つっこみより小さくなるため、より腰の切れが重要です。

と、まぁ、本筋からどんどん離れて読者を別の世界にいざなう方向で、ブログかいてはどうでしょうか?>親方様

ちょうひも~から導入するのではなく、ボーイングからちょうひも~に導くのです。

所謂、ゆでがえる、状態。

どっとはらい。
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