「眠い。。。」
「頑張ってくださーい!」
「痛っ!!つねるなんて痛いじゃないか!」
「目、覚めたでしょう?」
無免許なので運転を代わるわけにもいかない役立たず鞄持ちのワタクシ、
睡魔と闘う店主のせめてもの励ましに、と、
つねり(←ちょっと日頃のうっぷんも込め???)ながら向かった万世橋。
先日の報告日記にも書いた通り、
Mike chiangさんのための特別カスタマイズ『東風』を
たった36時間で作って、の、お渡しした時の話です。
Mikeさんのための弓の製作、正直大変でした。。。
だいたい、竹やその他諸々を下準備するのに通常は1週間かけなければならないのに、
そして、普通の福音弓を作るのにも1本あたり丸1日かかるのに、
さらに、月曜日の午前中は、店主は日曜日の調整の疲れでヘロヘロなのに、
たった1日の猶予しかない中、新たな挑戦をしたからです。
しかし、そこはプロ中のプロ。
他の仕事を全てストップして全てを集中して取りかかりました。
下準備の工程の途中ではタバコ休憩も惜しんでのMikeさんの運弓の特徴を練習。
クライアントの弾き方の個性が解っていないと要求される物は作れないからです。
鬼気迫る形相で猛特訓していました。
そして竹の下準備の前段階が終わると、竹の熱かけの、これまたまだ下準備の工程。
誰よりも硬い竹を望まれたMikeさんのためには、今まで以上の熱加工が必要です。
普通の福音弓を製作する時でさえこの熱加工はデリケートな作業です。
しかし、今までとは違う熱のかけ方が必要になるのでより難しい作業。
バキッ!
と音がする度、(嗚呼。。。)ため息。 この段階で何本廃棄したでしょう。
しかし、Mikeさんほどの奏者の弓を手掛けられるのは
店主にとってはワクワクするチャレンジ。
良いアドバイスを日曜日に沢山いただいていたので、ひとつひとつ活かしていきます。
そんな風にして竹の棹の死骸を増やしながら、最終的には4本の弓が完成しました。
後は毛を洗って干す間、しばしの休息です。
「ちょっと寝る」とメールが来たのは火曜日の朝日が高くなってからでした。
さて、ワタクシが出勤してみると、出来上がっていた硬さの違う4つのパターンの弓。
そのうちの1つは店主自ら外して、残り3パターン。
「Mikeさんにはこの3本を試してもらおう!」
ワタクシにも試させ、其々の特徴を確認した上で
「1」「2」「3」と番号を付けました。
それから、Mikeさんが日曜日に妥協案として
「買って帰るのに間に合わなければ、これでもいい」とおっしゃった「店内サンプル品」、
その4本を持って出発したわけです。
かくして再び万世橋に現れたMikeさん、
さすがお洒落さん、今日もカジュアルながら格好良く、なんと眼鏡まで日曜日とは違う物!
ホント若々しくてアラフォーにはとても見えません。
20代でも通用しそう。。。
(どういう食生活すればあんな若さが手に入るのか、おばちゃん教えて欲しい。。。)
しかし困りました、
と言うのは、一緒に来るはずの、日曜日に通訳も兼ねてくれていたTさんが都合が悪くなり、
Mikeさん独りでの再訪だったのです!
その事を直前に連絡をくれたのは、Tomomiさん。
「Tさんが急遽一緒に行かれなくなり、Mikeさんだけが向かうそうです!」
げっ!!
「西野さんと ほぉさんだけで大丈夫ですか?」
「いーえっ、大丈夫ではありませんっ!(笑)」
「じゃぁ今から行きますから! 車で向かうので30分位かかりますが」
Tomomiさん、早くぅ~!!
もったいぶって、つづく♪
「頑張ってくださーい!」
「痛っ!!つねるなんて痛いじゃないか!」
「目、覚めたでしょう?」
無免許なので運転を代わるわけにもいかない役立たず鞄持ちのワタクシ、
睡魔と闘う店主のせめてもの励ましに、と、
つねり(←ちょっと日頃のうっぷんも込め???)ながら向かった万世橋。
先日の報告日記にも書いた通り、
Mike chiangさんのための特別カスタマイズ『東風』を
たった36時間で作って、の、お渡しした時の話です。
Mikeさんのための弓の製作、正直大変でした。。。
だいたい、竹やその他諸々を下準備するのに通常は1週間かけなければならないのに、
そして、普通の福音弓を作るのにも1本あたり丸1日かかるのに、
さらに、月曜日の午前中は、店主は日曜日の調整の疲れでヘロヘロなのに、
たった1日の猶予しかない中、新たな挑戦をしたからです。
しかし、そこはプロ中のプロ。
他の仕事を全てストップして全てを集中して取りかかりました。
下準備の工程の途中ではタバコ休憩も惜しんでのMikeさんの運弓の特徴を練習。
クライアントの弾き方の個性が解っていないと要求される物は作れないからです。
鬼気迫る形相で猛特訓していました。
そして竹の下準備の前段階が終わると、竹の熱かけの、これまたまだ下準備の工程。
誰よりも硬い竹を望まれたMikeさんのためには、今まで以上の熱加工が必要です。
普通の福音弓を製作する時でさえこの熱加工はデリケートな作業です。
しかし、今までとは違う熱のかけ方が必要になるのでより難しい作業。
バキッ!
と音がする度、(嗚呼。。。)ため息。 この段階で何本廃棄したでしょう。
しかし、Mikeさんほどの奏者の弓を手掛けられるのは
店主にとってはワクワクするチャレンジ。
良いアドバイスを日曜日に沢山いただいていたので、ひとつひとつ活かしていきます。
そんな風にして竹の棹の死骸を増やしながら、最終的には4本の弓が完成しました。
後は毛を洗って干す間、しばしの休息です。
「ちょっと寝る」とメールが来たのは火曜日の朝日が高くなってからでした。
さて、ワタクシが出勤してみると、出来上がっていた硬さの違う4つのパターンの弓。
そのうちの1つは店主自ら外して、残り3パターン。
「Mikeさんにはこの3本を試してもらおう!」
ワタクシにも試させ、其々の特徴を確認した上で
「1」「2」「3」と番号を付けました。
それから、Mikeさんが日曜日に妥協案として
「買って帰るのに間に合わなければ、これでもいい」とおっしゃった「店内サンプル品」、
その4本を持って出発したわけです。
かくして再び万世橋に現れたMikeさん、
さすがお洒落さん、今日もカジュアルながら格好良く、なんと眼鏡まで日曜日とは違う物!
ホント若々しくてアラフォーにはとても見えません。
20代でも通用しそう。。。
(どういう食生活すればあんな若さが手に入るのか、おばちゃん教えて欲しい。。。)
しかし困りました、
と言うのは、一緒に来るはずの、日曜日に通訳も兼ねてくれていたTさんが都合が悪くなり、
Mikeさん独りでの再訪だったのです!
その事を直前に連絡をくれたのは、Tomomiさん。
「Tさんが急遽一緒に行かれなくなり、Mikeさんだけが向かうそうです!」
げっ!!
「西野さんと ほぉさんだけで大丈夫ですか?」
「いーえっ、大丈夫ではありませんっ!(笑)」
「じゃぁ今から行きますから! 車で向かうので30分位かかりますが」
Tomomiさん、早くぅ~!!
もったいぶって、つづく♪