もちろん、二胡は楽器があってこそなのですが、
ついつい二胡の場合、弓は単なる付属品という扱いになっているような気がします。
単なる付属品ではなく、元素の物を振動させるのですし、それを持つ手もある意味楽器の一部ということが言えてくると思います。
気持ちと、手とつながるように、その手と弓が一体化して、二胡を弾きます。
良い弓は引いた瞬間に皆さんの気持ちに伝わります。
音にもなって現れるのですが、道具ですから、手に伝わるのです。
弾きやすいと、良い音だと、
弓も竹や馬毛でできていますから、多少最初は、毛に松脂がなじむくらいの時間の猶予、たぶん、弾き始めて、30分もしないくらいには、
安定した音になります。
松脂も、馬毛に最初は均一に塗れているわけではないですから、多少のムラが出来ています。
これは松脂の種類と毛の質と、塗り方にもよって違いますから、慣れる前の時間はそれぞれに違います。
しかし楽器の様に。本当に弾き込んで良い音になるのに、何年もかかるとうわけではありあません。
毎日、一時間弾いたとしても、一種一週間ではないかと、弓を作る時に、試してもらった、演奏家たちは言っていました。
しかし、弓自体の本来の音色が少しは時間がかかって出てくるとは言え、
本当に弓としての性能が優れているものは、弾いた瞬間に皆さんの耳と腕にその違いが伝わります。
感覚的なものというのはみなそのようなことがありますよね。
良い演奏もですし、美味しい料理なども、同じく、口に含ん瞬間に、その違いを感じたことが皆さん何度もあったと思うのです。
料理は、あちこちのお店などに行って味わえますが、
弓は、なかなか、そうはいきません。
まあ料理も同じと言えば同じですが、やはり知人の評判や、ネットの噂などで、調べていくのでしょう。
しかし、ネットの噂程あてにならないものはないとも言えますし、案外当たりということもあります。
料理は、美味しくなければ二度と行かないで済みますが、
二胡の弓はそうはいきません。
一つには、選んで購入することが難しいこと、
今一つは、何年も使ってすり減っていた馬毛ではなく、新しい馬毛の方が、音はよく出るからです。
多少、弓の竹の感じが違うかな(これは買い替えるたびに代わりますね)ということがあったとしても、
毛が新しいので良く鳴ることで満足できる部分もあります。
しかしその竹が柔らかすぎたり、硬すぎたりした場合、それに慣れるのに時間がかかり、
無駄な力を入れることを、手が覚えてしまいかねません。
それが、妙な癖にもなってしまう方もおられます。
二胡の演奏の難しさは、この弓の製品としての不安定さによるところが多いと感じます。
まだヴァイオリンの弓のようには、全体の重さも、バランスも定型になってはいません。
勿論、ヴァイオリンの弓も一本一本重さモ違えば木の硬さも違います。
量産品の弓は、それらを無視して、形だけを整えます。
それでも、全体としての形が、定型になっていると、どんな弓でもそこそこは無理なく鳴るようにはなっているようです。
でも、ヴァイオリンでプロを目指したり、あるいは市民オーケストラなどに参加する人たちは、やはり手作りの一本物の弓を選びます。
70万とか100万とか、かなりとんでもない値段はします。
しかし、それらと大量生産の弓を比べると、やはり決定的な違いがあるように思います。
現在の二胡の弓は、量産品です。
ですから、高いものでも、400元くらい、(7000円前後)ですし、安いものでは100元以下(1600円)で発売されています。
ほぉさんはヴァイオリンを弾いていましたし、私はチェロを弾いていました。
勿論、市民オーケストラに入れてもらえたらうれしいなというレベルでしたが、
それでも、弓の良し悪しはとても感じられるぐらいには、弾いていました。
弓は道具です。
もし皆さんが絵をかいていたら、筆は選ぶでしょう。
裁縫などやっていれば、鋏の良し悪しは、仕上がりに影響するのが良く分かります。
ご家庭で、料理をするにしても、鍋窯から、包丁まで、料理に力を入れている人であれば、より良いものと探したり選んだりするでしょう。
また、切れ味が落ちないように自分で研がないまでも、研ぎに出したりすることもあるかもしれません。
研ぎに出して切れ味の良くなった包丁の素晴らしさは、みなさんもお分かりだと思います。
二胡でも弓はその道具に当たります。
馬毛はいくら強いと言っても、弦という金属をこすっていますからいずれは、傷みます。
折角、ご自身いあった弓が見つかったと言っても、次にはかなり違う弓を買わざるを得ないのが、
現在の二胡の弓の世界です。それらのことは皆さんが経験していろと思うのです。
そこで考えたのが、福音弓なのです、毛の張替えが可能な弓。
そしてさらに進んで、重さとバランスと、竹の硬さ、そして選び抜かれた馬毛を使た弓作りが、
音風と麗風という名前になったのです。
このところコロナの影響などで、竹が思うように入らなかったり、馬毛も同じような状況にありました。
そろそろ、再開しようと考えています、多分9月くらいからになると思います。
ついつい二胡の場合、弓は単なる付属品という扱いになっているような気がします。
単なる付属品ではなく、元素の物を振動させるのですし、それを持つ手もある意味楽器の一部ということが言えてくると思います。
気持ちと、手とつながるように、その手と弓が一体化して、二胡を弾きます。
良い弓は引いた瞬間に皆さんの気持ちに伝わります。
音にもなって現れるのですが、道具ですから、手に伝わるのです。
弾きやすいと、良い音だと、
弓も竹や馬毛でできていますから、多少最初は、毛に松脂がなじむくらいの時間の猶予、たぶん、弾き始めて、30分もしないくらいには、
安定した音になります。
松脂も、馬毛に最初は均一に塗れているわけではないですから、多少のムラが出来ています。
これは松脂の種類と毛の質と、塗り方にもよって違いますから、慣れる前の時間はそれぞれに違います。
しかし楽器の様に。本当に弾き込んで良い音になるのに、何年もかかるとうわけではありあません。
毎日、一時間弾いたとしても、一種一週間ではないかと、弓を作る時に、試してもらった、演奏家たちは言っていました。
しかし、弓自体の本来の音色が少しは時間がかかって出てくるとは言え、
本当に弓としての性能が優れているものは、弾いた瞬間に皆さんの耳と腕にその違いが伝わります。
感覚的なものというのはみなそのようなことがありますよね。
良い演奏もですし、美味しい料理なども、同じく、口に含ん瞬間に、その違いを感じたことが皆さん何度もあったと思うのです。
料理は、あちこちのお店などに行って味わえますが、
弓は、なかなか、そうはいきません。
まあ料理も同じと言えば同じですが、やはり知人の評判や、ネットの噂などで、調べていくのでしょう。
しかし、ネットの噂程あてにならないものはないとも言えますし、案外当たりということもあります。
料理は、美味しくなければ二度と行かないで済みますが、
二胡の弓はそうはいきません。
一つには、選んで購入することが難しいこと、
今一つは、何年も使ってすり減っていた馬毛ではなく、新しい馬毛の方が、音はよく出るからです。
多少、弓の竹の感じが違うかな(これは買い替えるたびに代わりますね)ということがあったとしても、
毛が新しいので良く鳴ることで満足できる部分もあります。
しかしその竹が柔らかすぎたり、硬すぎたりした場合、それに慣れるのに時間がかかり、
無駄な力を入れることを、手が覚えてしまいかねません。
それが、妙な癖にもなってしまう方もおられます。
二胡の演奏の難しさは、この弓の製品としての不安定さによるところが多いと感じます。
まだヴァイオリンの弓のようには、全体の重さも、バランスも定型になってはいません。
勿論、ヴァイオリンの弓も一本一本重さモ違えば木の硬さも違います。
量産品の弓は、それらを無視して、形だけを整えます。
それでも、全体としての形が、定型になっていると、どんな弓でもそこそこは無理なく鳴るようにはなっているようです。
でも、ヴァイオリンでプロを目指したり、あるいは市民オーケストラなどに参加する人たちは、やはり手作りの一本物の弓を選びます。
70万とか100万とか、かなりとんでもない値段はします。
しかし、それらと大量生産の弓を比べると、やはり決定的な違いがあるように思います。
現在の二胡の弓は、量産品です。
ですから、高いものでも、400元くらい、(7000円前後)ですし、安いものでは100元以下(1600円)で発売されています。
ほぉさんはヴァイオリンを弾いていましたし、私はチェロを弾いていました。
勿論、市民オーケストラに入れてもらえたらうれしいなというレベルでしたが、
それでも、弓の良し悪しはとても感じられるぐらいには、弾いていました。
弓は道具です。
もし皆さんが絵をかいていたら、筆は選ぶでしょう。
裁縫などやっていれば、鋏の良し悪しは、仕上がりに影響するのが良く分かります。
ご家庭で、料理をするにしても、鍋窯から、包丁まで、料理に力を入れている人であれば、より良いものと探したり選んだりするでしょう。
また、切れ味が落ちないように自分で研がないまでも、研ぎに出したりすることもあるかもしれません。
研ぎに出して切れ味の良くなった包丁の素晴らしさは、みなさんもお分かりだと思います。
二胡でも弓はその道具に当たります。
馬毛はいくら強いと言っても、弦という金属をこすっていますからいずれは、傷みます。
折角、ご自身いあった弓が見つかったと言っても、次にはかなり違う弓を買わざるを得ないのが、
現在の二胡の弓の世界です。それらのことは皆さんが経験していろと思うのです。
そこで考えたのが、福音弓なのです、毛の張替えが可能な弓。
そしてさらに進んで、重さとバランスと、竹の硬さ、そして選び抜かれた馬毛を使た弓作りが、
音風と麗風という名前になったのです。
このところコロナの影響などで、竹が思うように入らなかったり、馬毛も同じような状況にありました。
そろそろ、再開しようと考えています、多分9月くらいからになると思います。