アユの種苗の特徴や評価を語る前に釣ったアユがどの種苗か分からないと話になりませんね。天然アユの遡上河川や一種類しか入れていない河川ならそれしかいないのですからいいのですが、様々な種苗が入った河川では少なくとも天然か人工かは見分けたいものです。
(今年放流した静岡産の人工種苗)
ところが、アユを日常的に扱っている人ならともかく私のような素人には皆目見当が付きませんので、またまた水産試験場のお世話になることになります。
群馬県水試のホームページでは鱗の並び方と大きさ、頭の大きさなどで識別する方法を紹介しています。アユの識別:群馬県水産試験場
鱗が大きくて枚数も少なく並び方が乱れているのが人工種苗だそうで、鱗の大きさは湖産アユ<海産アユ<人工産アユの順、頭の大きさも湖産アユ<海産アユ<人工産アユの順だそうです。
また、岡山県水試の「水試だより」では下顎の側線孔の配列で区別する方法を紹介しています。下顎側線孔による天然アユと人工アユの判別法
下にイラストで示しましたが赤で大きく強調した側線孔が4つ規則正しく並んでいるのが天然アユ(海産アユ、湖産アユ)で、ばらつきがあって4つ揃っていないのが人工産アユなのだそうです。
ということで幾つか見てみたのだけど、実際の孔は非常に小さく老眼鏡がないとよく見えない年になってしまい・・・よく分かりませんでした。
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