昨日の日曜日は曇りで気温も1℃と寒い朝でした。それでも川が見たくて、あわよくば釣り竿を出してみたくて碓氷川の中瀬大橋に行ってみました。
やはり、非常に寒く釣りをする気にはなれず、ブログネタとして中瀬橋下流に出来た落差工の写真を撮ってきました。
碓氷川は河床の基岩が泥岩や砂岩で堆積物が流された場所では岩滑が方々で露出しています。私が小さいころは、それほど岩滑は多くなく「あまぬま」が天然のウォータースライダーになっていたり、中瀬が岩滑だったりしていたくらいで、中瀬大橋付近は浮石の多い礫交じりの川底でシジミが採れたりカジカやウナギもたくさんいたのです・・・
それが上流にダムが3つも出来てしまい土砂の供給がストップしてしまいました。さらに堤防が整備され流路も直線的になって洪水の遊び場(堆積場所)がなくなって一気に流れ下るようになってしまいましたので、それまであった礫は流されて岩滑が方々で露出してしまったのです。
そこで以前、岩滑ができている「あまぬま」に飛び石型の落差工を施したところ何回かの大水で飛び石は埋まってしまったのですが、落差工の上下流に礫が溜まって非常に良い渓相となりました。このため岩滑が多い中瀬地区にも作って欲しいと陳情を続けた結果、今年度の予算で写真のような落差工が完成しました。
今後、自然の力(洪水など)で砂礫が溜まって良い渓相に変わっていくことを期待しています。この中瀬の落差工もあまぬまの飛び石も、釣り繋がりのIさんが監督をして、今は少なくなってしまった本格的な石組みが出来る作業員さんが施工しています。魚好き・釣り好きの人が工事に携わることは良いことかも知れませんね!
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