今回の「冬芽と葉痕」ネタの「似た者同士を較べてみれば」はモクセイ科のトネリコ属の5種・・・
アオダモ、マルバアオダモ、トネリコ、ヤチダモ、シオジの5種類だけど、どれも高木で頂芽は大きく、しばしば頂生側芽を伴い、芽鱗は葉柄起源の2対、葉痕はほぼ半円形でU字形や環状に並んだ維管束痕を持っている。髄はほぼ四角形という共通点が多い・・・1枚目の画像はトネリコの側芽と葉痕
アオダモはコバノトネリコとも呼ばれアラゲアオダモの品種で冬芽にほとんど毛が無いものと言われている。(↓)は毛が結構沢山あるのでアラゲアオダモに近いかもしれない・・・
葉痕は半円形~三日月形で微小な維管束痕が多数おわん型に並んでいる。
マルバアオダモは冬芽が微細な粉状の毛に覆われている・・・
トネリコの冬芽と葉痕・・・無毛か僅かに毛がある芽鱗は蝋物質を被って硬く割れたり剥がれたりしている特徴がある。半円形の葉痕に10~15個の突出した維管束痕が見られる。
ヤチダモは上の3種に較べると冬芽の色が暗褐色で違いが良く分かる・・・葉痕も角の取れた四角形~半円形で維管束痕も低めのU字形になる。
そんなに似てないのだけどNHKのどーもくんを思い浮かべてしまう・・・(笑)
シオジは関東地方が北限で渓畔林に多い高木・・・円錐形の大きな頂芽と葉痕の上部が隣の葉痕とくっつくほど張り出した心形が特徴・・・
私の好きな冬芽と葉痕の一つで親しみを込めて「塩爺」と呼んでいる・・・昔、そんな政治家がいたなぁ(笑)
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