しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

見守り検討会

2015年12月12日 | Weblog

地域の問題は高齢者に関する事が多い。2025年団塊世代が後期高齢者となる頃は全国どこでも5人に一人は校旗高齢者となる。

小生の住む地域はすでにそこ水準に達している。高齢者の問題は一人暮らしが多いということ。持病を持ち買い物支援を必要とする人、

日常の清掃、食事の世話が必要な人も出る。2019年地域包括ケアシステム導入に合わせた地域の高齢者対策。認識がまだ浸透していない。

先日も要支援1・2に該当して地域包括支援センターから週1回デイのサービスを受けていた高齢者に問題が発生。民生委員とその高齢者が住む自治会長を加えた「見守り検討会」が開催された。包括支援センターの会議室である。

ケアマネ、理学療養士、社会福祉士、デイサービス担当者、当該高齢者の親族が同席した。

問題となった状況報告がされた。迷子になって警察の保護を受けた。生活が昼夜逆転している。買い物が十分できていない。冷蔵庫が空である。何日も食事ができていない状況が見てとれた。民生委員が届けた友愛訪問のヤクルトを砂漠の水の様な様子で飲んだ。

耳が遠く、一晩中大きなボリュームでラジオが鳴っている。水道を流しっぱなしでも気がつかず数万円の月の水道料を払っている。

息子が近所に住んでいない。月に一度程度しか見守りが出来ない。年金支給月の偶数月に体重が増え、奇数月に減少する。

汚れものの処理を人に任せず、ゴミ屋敷化している。人を家に上がらせない。昼夜逆転で週1回のデイ利用日に寝ている。迎えに対応できない。

問題が共有され、対応策が出た。1日1食の宅配弁当を入れた。要介護認定が上がった。要支援1から要介護1になった。

デイサービスの回数を増やす。ヘルパーを入れて買い物支援と家の掃除をさせる。近親者の見守りだけに任せられない状況。

1時間程の検討会だった。息子が一人いるが連絡がとりずらい。事後承諾を取る形で緊急の対応をする。という事だった。

ありがたかった。少し安心。

小生の町内には高齢者の一人暮らしはけっこう存在する。似たりの状況の高齢者も居る。

地域包括支援センターとの接点。自治会役員は誰でも共通認識と対応方法を学ぶ必要がある。


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