実は大晦日が新年だった!。大晦日を調べたらこんな解説があった。「新年の神様である年神様が来るのを寝ないで待つ日。」これが大晦日。昔は日没が一日の境だった。つまり大晦日の日没が「新年」だった。
大晦日は「おおつごもり」と言う。本来「三十日」と書いた。
転じて、実際の日付けに関係なく、「31日」を「月の最終日」を意味した。「おおつごもり」は「つごもり」の短縮語で、陰暦の月が隠れて出て来ない月の最終日のみそかなので、特に「おおつごもり」と呼んだ。また、大晦日のことを、「大年」「年取り」「年の夜」「年越」と呼ぶこともある。
なるほど。今日31日は日没を以て「新年」だったのだ。昔の人は早く新年を迎えていた。紅白などないし、夕暮れになると「新年の祝い」をやっていたということ。年越の蕎麦を食べ、神社に新年のお参りをした。現代人より気が早かった。
江戸時代「盆」「正月」「祭礼」の3つが休日だった。基本的に併せて20日程度が休みだった。江戸時代商人は「1日」「15日」「25日」が休日だった。併せると70日くらいになる。明治以降は日曜日が休日となった。昔の人も現代と変わらぬ「週5日制」だった。
案外昔も休んでいた。働きすぎる日本の昨今の労働環境。サービス残業はせずに日没で仕事をやめていた江戸時代。どちらがよかったかじっくり考える大晦日もあって良い。