睡眠中に見る夢は目覚めるとすぐに忘れてしまいます。夢は、記憶の再生と再処理過程で現れる「脳内イメージ現象」である。これまでの体験・蓄積した記憶が無秩序ににじみ出る。映像、イメージが反映して想像・形成されたものが夢となる。自分で意識的に内容をコントロールが難しい為、荒唐無稽な夢であっても現実に起こっているものとして意識してしまうことが多い。これは夢である。このまま見ていたい。と思うと意識を多少自分の潜在意識の願望を加味できる場合がある。それでも夢を見ていられる時間は平均10分から30分程度と言われており、ずって見ていたいと思う良い夢はあと一歩の所で途切れてしまう。
鮮明でリアルな夢はレム睡眠時に限られ、記憶に残る夢は目覚める直前に見た夢だけ。ノンレム睡眠時の夢は、ほとんど記憶に残らない由。レム睡眠ははっきりしている。荒唐無稽でありながらも内容が鮮明。ストーリー性がある。起床後も記憶に残る。ノンレム睡眠は、はっきりしない夢、内容が平凡、起床後ほとんど記憶に残らない。
・フロイトの本能的衝動の開放説。は現実には、満たせない欲望を夢の中で晴らそうとして、精神状態を保とうとする潜在意識。
・ホメオスタシス説。は睡眠中の脳の暖気運転説。
・脳機能の回復説。は一日に10万個ずつ死に絶える脳細胞の情報を他の脳細胞に書き換え、移転する作業で見るのが夢。
若い人ほど良く夢を見る。
・神経生理学的な疲労回復説は疲れている脳の部分を休ませるために、記憶の保存場所を移動させる為に行う作業で発生する。
いろんな説があるが解明されてはいない由。解明できたらノーベル賞ものでしょう。