しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

日本がノーベル賞に強い理由

2016年10月11日 | Weblog
中国では「なぜ日本はノーベル賞受賞者をこれほど多く輩出できるのか」といった議論が盛り上がってるそうです。
中国メデイアは8日、2016年ノーベル医学・生理学賞を受賞した大隈良典氏の紹介で自然科学分野でノーベル賞を受賞した22人目の日本人となったと伝え、この数字は英国やドイツ、ロシアを上回っていると伝えた。
さらに、日本がこれだけ多くのノーベル賞を輩出できた理由は「日本の紙幣」を見ればよく分ると伝えている。紙幣という「小さい」存在から、日本が
「ノーベル賞大国」である理由が見て取れると伝えている。
日本の紙幣には他国の様に国王や政治家などの肖像は描かれていないと指摘。確かに中国は1元札から100元札まですべての紙幣が毛沢東だが、
日本の場合は「思想家や科学者、作家、教育家が紙幣に採用されている」と紹介した。続けて、1万円札に採用されている福沢諭吉、5千円札の樋口一葉、千円札の野口英世、そして2007年まで発行されていた千円札に採用されていた夏目漱石、5千円札の新渡戸稲造についてそれぞれ紹介したうえで、「彼らは日本ではエリートとして認識されており、外国の文化を導入し、日本に新しい血液をもたらした人物も多く、日本を強くすることに貢献した人物」であると紹介した。また、紙幣に描かれる人物はその邦の意思と社会の価値観が反映されていると指摘し、政治家ではなく、「思想家や科学者、作家、教育家が紙幣に採用されている」点から日が教育や科学を重視していることが読み取れると伝えた。あわせて記事は中国で義務教育の全面無償化が始まったのは2008年だったと紹介。日本は1900年には無償での義務教育を始めていたと伝え、「中国も伝統的に教育を重視する国ではあるものの、国家としての取り組みや教育理念という点から見て、中国の教育は日本と圧倒的な差をつけられているのが現実」と伝えた。
なるほど。そういわれてみればという気はする。
ただ日本の最近の教育にかける熱意、はかなり下がっているのでは?と思う点もある。東大の定員はベビーブームの時の3千人から変わらず
半分近くにまで下がった受験生人口に対して相対的にレベルが下がった。世界における大学ランキングも下がり続けている。
このままでは昭和初期までの日本人以外に輩出される可能性はそうとう低くなるのではと危惧される。
国家として人材育成に取り組んで来たかっての「日本の進取の精神と理念」「日本の心」を大切にしたいものだ。

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