旅行会社「てるみくらぶ」は破産申請が認められた。負債は「151億円」と巨額だ。
日本旅行業協会の弁済補償金の限度額は1億2千万円でしかない。一般旅行者への
債務は約100億円。結局1%程度しか債権者には戻らない。
何が原因?と少し調べてみた。
「旅行業の現状と課題」というタイトルでJTB総合研究所が出している平成27年度の
資料が見つかった。
旅行業自体の課題として
・他産業に比して低い生産性、収益率
・政治や経済に左右されやすい
・商材は他社商品:仕入れないと売れない
・手数料ビジネスモデルの限界性
市場の変化による課題
・仲介業としての総体的価値の低下
・クレジットカード決済によるキャッシュフローの低下
・サプライヤ―からの手数料減少・廃止
・異業種からの新規競合の参入
・シエアリングモデルの急成長
・国内人口の減少、国内市場の縮小
将来展望
・世界の旅行者の推移は拡大中
・観光は世界の成長産業
旅行業とは
・報酬を得て企画旅行の計画、手配、実施と販売をする
・旅行の手配と代理契約、媒介、取次、手配旅行
・旅行に関する相談に応じる行為
他産業との収益性比較
営業利益率 経常利益率 一人収入(千円) 一人経常利益(千円)
・総合旅行 0・32 4 10452 マイナス 416
・インターネット系 0・82 9・3 15812 1466
・ビジネス旅行 1・46 15・6 12258 1841
・ホールセラー 9 2・04 24724 5721
他産業の多くが5~15%の営業利益率に対して2~9程度が圧倒的な比率。
一人で1億円を売り上げても経常利益は41万円の赤字という総合旅行業。
インターネット系の利益率の低下、広告宣伝費の費用対効果の悪化。
業界の収益構造に多くの問題が見えて来た。
専門性が高い業界だが、内実経営的には厳しい業界のようでした。
日本旅行業協会の弁済補償金の限度額は1億2千万円でしかない。一般旅行者への
債務は約100億円。結局1%程度しか債権者には戻らない。
何が原因?と少し調べてみた。
「旅行業の現状と課題」というタイトルでJTB総合研究所が出している平成27年度の
資料が見つかった。
旅行業自体の課題として
・他産業に比して低い生産性、収益率
・政治や経済に左右されやすい
・商材は他社商品:仕入れないと売れない
・手数料ビジネスモデルの限界性
市場の変化による課題
・仲介業としての総体的価値の低下
・クレジットカード決済によるキャッシュフローの低下
・サプライヤ―からの手数料減少・廃止
・異業種からの新規競合の参入
・シエアリングモデルの急成長
・国内人口の減少、国内市場の縮小
将来展望
・世界の旅行者の推移は拡大中
・観光は世界の成長産業
旅行業とは
・報酬を得て企画旅行の計画、手配、実施と販売をする
・旅行の手配と代理契約、媒介、取次、手配旅行
・旅行に関する相談に応じる行為
他産業との収益性比較
営業利益率 経常利益率 一人収入(千円) 一人経常利益(千円)
・総合旅行 0・32 4 10452 マイナス 416
・インターネット系 0・82 9・3 15812 1466
・ビジネス旅行 1・46 15・6 12258 1841
・ホールセラー 9 2・04 24724 5721
他産業の多くが5~15%の営業利益率に対して2~9程度が圧倒的な比率。
一人で1億円を売り上げても経常利益は41万円の赤字という総合旅行業。
インターネット系の利益率の低下、広告宣伝費の費用対効果の悪化。
業界の収益構造に多くの問題が見えて来た。
専門性が高い業界だが、内実経営的には厳しい業界のようでした。