しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

歯科医師の歴史

2018年09月03日 | Weblog

最近、歯医者通いが頻繁となった。70年も使っている歯である。悪くなって当たり前。そうも思うが、昔の歯医者は大勢いたのか?道具は?と思って調べたら案外歴史は浅かった。我が国では明治7年(1874年)に医制が公布され,医師になるには、医術開業試験に合格することが求められるようになった。小幡英之介助は、翌年実施された第一回の試験に「歯科」を専門に受験。合格した。(医籍4号)日本で最初の歯科医師となった。明治16年には歯科医籍が作られ、医師と歯科医師は法的に別個の存在となった。案外、最近なのです。驚きです。明治以前は歯科医師が存在しなかった。案外患者も少なかったようです。寿命が短かった鎌倉時代(人生50年)甘い物が少なかった時代(江戸時代)、甘い物が増えて長寿者が増えた明治時代。必要に応じて歯科技術も磨かれてきた。江戸時代にも硬い木でつくられた精巧な入歯があったそうな。ただ、材質的な面での未熟さからこの時代の人は歯が悪くなると抜くしかなかったようだ。近年の歯科医師の使う医療器具のお蔭で綺麗な歯を見せる高齢者が多くなった。ホワイトニングの陰で好印象の老人が多くなった。お歯黒の時代は去った。楢山節考の歯が失われたら姥捨て山への悲劇もなくなった。良い時代に生まれたものだ。とありがたく思うこの頃です。


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