「灯篭坂大師トンネル」は江戸時代以前の旧道 房総往還道から南にある。
この隧道は明治期に歩行者用に開けられ、その後鋸山の石切り技術をつかって下まで掘り下げられた。
この上に弘法大師空海ゆかりの小さなお堂がある↓
9世紀、弘法大師空海が日光への途上(当時は伊豆から船で房総半島に上陸して北上するのが通常ルートだった※現地案内版より)、この地の岩に自画像を刻んだのがはじめと伝承されている。
「灯篭坂」という名前は
石段の参道に掲げられていた灯篭が、海をゆく船の目印になったからだとされる。
↑この石を持ち帰って痛いところを撫でてご利益があると、
再びここに戻してお礼参りをするのだそうだ。
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車で少しいったところに「岩谷観音堂」がある
もともとは古墳時代末期の横穴墳墓~「吉見百穴」の小さい版のよう
そこに鎌倉時代に五輪塔などが彫り込まれて礼拝の場所になった?
江戸から明治期にかけても祠が建てられてミニ霊場巡りのルートも掘られた↓
↓「三猿」はいつごろのもの?
冒険気分
南房総にこんなに古墳が多いとは知らなかった。
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「弁天山古墳」では石室を見ることができるときいて訪れた↓
↑突起がある石棺の蓋?のようなモノは関東では唯一ここからしか見つかっていないのだそうだ。
前方後円墳は一部が線路に削り取られてしまっているが、
なかなかの見どころ(^^♪
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食の楽しみ
●「はかりめ丼」↓
アナゴの胴体には測りの目のような点々がついているのでこの名前でよばれる。
ウナギよりあっさりしている。
●「黄金アジ」も楽しみたい(^^♪
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富津岬は東京湾の入り口に針のように突き出している↓
↓たった10km向こうは三浦半島観音崎。
↓三日月形に見える池は砲台の堀。
※公共財団法人日本交通公社のこちらのページより引用しました
橋を渡ると、大砲が設置されていた堡塁がそのまま残されていた。
海上には人工の海保島も見える。
房総半島内を横断するルートは
秋には「もみじロード」が見どころ(^^♪
※富津市のHPにリンクします
12月のはじめ紅葉の時期にぜひ「もみじロード」と隧道や古墳を合わせた旅を提案してみたい。
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宿泊は外房にあるアンティークホテルに泊まった。
高台の住宅街をのぼっていくと突然現れる。
ここだけヨーロッパ(^^)
インテリアすべてにオーナーIさんのこだわりが感じられる。
おねがいすればフレンチのディナーも用意してくださるそうな。
Iさんのライフストーリーもぜひお話していただこう。
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ホテルから少し上ると外房を一望できる展望台がある。
源頼朝が再起のために戦った「一戦場(いっせんば)公園」のさらに上。
訪れた9月3日は曇天だったがそれでも景色はたのしめた。
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勝浦の朝市も今日はお休み
でも、「灰干し鯖」を知ることができた
※こちらにもう少し書きました
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唱歌「月の砂漠」の作者が住んだ街に記念館があった。
あの歌詞に出てくる砂漠はなんと、この海岸だったのか。
ラクダの像が背景とよく合っております(^^)
12月第一週に《手造の旅》南房総「もみじロード」
さっそく興味アリの方、ありました(^^♪
十人ぐらいでこぢんまりした旅がしたいですね。