旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

リマ✈クスコ、「聖なる谷」のホテルへ

2016-09-10 06:59:40 | 南米

リマから、かつてのインカの首都クスコへのフライトはたくさん飛んでいる 一時間程度のフライトで、いつも曇り空のリマから、アンデスの明るい太陽が降り注ぐクスコに到着。

 

 

 

 

「ああ、明るいアンデスについた」と、去年も感じたっけ。

 

 

クスコエリア担当のガイド、ロナルドくんが笑顔で迎えてくれた。

 

 

クスケーニャ・ビールの宣伝⇒ リマのガイドさんは「ペルーのヱビスビール」と表現していた。

 

インカの首都らしい記念物がたくさんみられる。これはインカ帝国の創設者

 

さっそくコリカンチャを見学。ここはインカの「太陽神殿」の上に征服者・スペイン人が築いたサント・ドミンゴ教会・修道院の跡である。

 

「コリ」とは黄金、「カンチャ」は居住区。ケチュア語。もともと黄金でふんだんに装飾されていたとされる。

※2015年のレポートはこちらからご覧ください

 

 

この石組はスペイン時代のものとは比較にならない精緻さでつくられている。この石組の上に修道院がつくられていたのだが、地震によってインカの構造物がその姿を現しているのだ。下のパノラマ写真で、左に教会の中庭、右にインカの石組が見える↓

中庭だけみると、完全にヨーロッパ↓

インカの人々がどんなふうに星空を見ていたか理解させてくれる絵があったと言われる。彼らが見ていたのは星ではなく、星のない部分がどんな形にみえるか、だった。リャマ、赤い眼のキツネ、その後ろに手を挙げた人間。に、見えます。

一角に付設された絵画のコレクションにあった「地震のキリスト」像→地震の時にこの絵が持ち出されて、地震を静めてくれたと信じられている。

もともと宗教行事が行われていた広場を見下ろす↓

外へ出ると、日本語のガイドブックを売っている方にであった。「あ!この方知ってます」※こちらに書きました

旧市街の石組、すごいですねぇ

一画に写真をとらせる先住民たち。連れているのはアルパカ↓

緑色の石をつかった場所もある↓

昼食は、大聖堂近くのレストランで、アルパカの串焼き肉とキヌア・スープをいただきました

サラダバーにあった唐芥子は・・・実に・・・強烈でした↓

**昼食後、「聖なる谷」にあるホテルをめざす。クスコ市内には旧インカ古道がこんな風に残されている↓

「聖なる谷」は標高2900mほど、クスコ3400mより低いけれど、カチマヨ村を抜け

峠をこえてゆく。標高五千メートルを超えるアンデスの雪山が

上の写真左の煙は山火事。

★マラスの塩田へ立ち寄る。突然、谷に白い一角が見えてくる↓

近くから見るとこんな

***

「聖なる谷」のホテル、カソナ・デ・ユケイにチェックイン。

今晩の夕食は希望者だけア・ラ・カルトにて。このホテルはどれを食べてもおいしい。

**

翌朝、こんな場所にいたんだ、と、感激の風景がまっていた。

 

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イグアスの滝 ヘリコプターから見る

2016-09-08 13:47:46 | 南米

イグアスの滝の全貌を知るには、空から見るしかない。見た人は必ずそういうだろう。


★動画がこちらからご覧いただけます


総延長四キロ、滝の数は二百七十以上。落差は最大八十メートル。世界最大の滝、空からの全貌がこれ↓



**ヘリコプター観光は予約できない。訪れた9月8日の午後は空いていて、行列はなかったが、それでも十六人のメンバーが全員フライトを終えるのには一時間半はかかった。これでは団体ツアーの行程に入れるのはなかなか難しいだろう。


全員の名前をアルファベットで入力して、呼ばれるのを待つ。ヘリの大きさは何種類かあるが、今日はお客四人を乗せられるタイプのものがやってきた。後部座席に三人。パイロットの横に一人乗れる。



誰が前の座席に乗るかはその場で決まる 我々の様子を撮影するスタッフ


飛び上るとすぐに、我々がジャングルの真っただ中にいた事に気づく↓



ジャングルの中を蛇行するイグアス川。すぐに白煙が見えてくる。あそこがイグアスの滝にちがいない。


《手造の旅》で滞在したダスカタラタスホテルが真下に見える↓



滝を見ながら滞在できるように、このホテルがいかに考えてつくられていたのか、やっと理解出来た。滝との位置が下の写真で分かるだろう。



ダスカタラタス・ホテルは、少しでも滝の眺めを楽しめる場所を選んでジャングルを切り開いて、建てられている。今回は数少ない滝の見える部屋を手配してくれた日本の手配担当の方に感謝しくなくては。


アルゼンチン側での唯一の自然公園内ホテル、シェラトンが上の画面右端に写っている。ここも部屋から滝の眺められるそうだが、距離を見るとやはりダスカタラタスが便利なのは確か。


ヘリコプターは、最大の瀑布である「悪魔の喉笛」の上にさしかかる。きのう我々が歩いたトレイルが、画面右上から水の落ち際すぐまで続いているのがわかる↓



イグアスの滝には、自然に眺めを楽しめる見学場所など、元からはひとつもなかったのだ。


このアルゼンチン側の「悪魔の喉笛」へのトレイルも、アッパートレイルも、「こんなところに道をつくりますかぁ」と驚かされるルートだ。



そして、ブラジル側の絶景トレイルは、上の写真で右側の岸。川の上に続く道の下につくられていた。


十分ほどのフライトだが、これを見てはじめイグアスの滝を得心したと、参加メンバー全員が言った。


**


降りてくると、さっき撮影していたDVDが10ドルで、写真が7ドルで売られている。まぁ、安いと言える値段ですね。買っちゃいました(^^)



 


 


 


 

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イグアスの滝観光(ブラジル側絶景トレイル)

2016-09-08 12:19:12 | 南米

もし、イグアスの滝を半日しか観光出来ないとしたら、このトレイルが最適だと思う。こんな滝、見た事ない。※滝の写真は後半にたっぷり載せました。

**きのうは朝七時半の出発だったが、今日は午前中十一時までゆっくり過ごす行程にした。こういう時間の余裕が重要なのです。

ホテルのプールにも明るい朝の光が射している。出発前には「ジャングルなので暑いですよ」と言われていたが、来てみるとTシャツでは寒いぐらいで、この朝はトレーナーを着て朝食へ行った。

ダスカタラタス・ホテルの朝食。多彩なパン。甘いパンも多い

小松が気にいったのは「パン・デ・ケージョ(チーズ・パン)丸くて一つ一つにしっかりチーズの味がする↓

でも、なんといってもパッションフルーツの美味しさにノックアウトされた。「カエルの卵みたい」な種ごと、スプーンですくって食べる。※こちらにマチュピチュでも出会ったパッションフルーツの話を書きました

たっぷり食べて荷物を整理して、チェックアウト。

階段にかかっていた絵には、この近くで見られる動物たちが描かれていた ロビー奥の暖炉には火が入っていた 

ホテル前にバスに来てもらったのは、手荷物を置いておくためダスカタラタスの前すぐがトレイルだから、これから一時間ほど歩きだす。いきなりこの景色。一般のバスもシャトルバスも必ずここへやってくる撮影ポイント。

木道は歩きやすい。アップダウンや階段はある。滝のしぶきがかかる事もあるので注意は必要だが。

歩くにつれて、滝が近づいてくる。いちばん奥が、きのう訪れたアルゼンチン側にある「悪魔の喉笛」か。自分たちがきのうどんな場所に居たのか、ここから見てやっと理解出来た。

足元に虹、いやもう珍しくないのだが。

あ、今日もハナクマくんのお出まし※ハナクマくんについてはここにもう少し書きました

ガイドさんによると「今日の水量はいつもより少し多い」程度だそうだが、 全部を一度に見る事は出来ない規模。

いったいいくつの滝があるのか・・・数える気にもならない。

トレイルが見えてきた。あそこを歩けばびしょ濡れ必至。

でも、ここはカメラにもがんばってもらいましょ(^^)

ああ~デジカメなのに、画像がこんなににじんでしまうなんて!

前も後ろも、滝・滝・滝・・・

 トレイルはさらに、滝のすぐ横の展望台まで続いている。轟々と身体に伝わってくる。

あ、ここにもいたずらハナクマ

エレベーターで上の展望台へ上がる

さっきまで自分が歩いていたトレイルが下に見える。よくもあんなところまでトレイルをつくったものだ。

 朝食をゆっくりたっぷり食べていただいたから、昼食はなしでよいだろう。

最後に仕上げのヘリコプター観光に行きます

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イグアスの滝観光(ブラジル側~ジェットボート)

2016-09-07 18:00:59 | 南米

滝の80%がアルゼンチン領であっても、

20%のブラジル側からの観光の方が滝の全貌を理解しやすい。

まずは、ずぶ濡れ必至のジェットボートツアーへ行く。 ボートに乗れる場所まで三つも乗り物にのるのです。

まずはこんな屋根なしの車

ネイチャーガイドさんと共に森の中をドライブ

そこからジープに乗りかえる。

ジープを降りたところで、荷物はぜんぶこのロッカーに入れてしまうのがよいだろう。

ライフジャケットを着用し、いよいよ川へ降りてゆく↓ これだけ濡れないようにしていても・・・

三つ目の乗り物でやっとボートのところまで到着。 バスを降りてから四十分ぐらいはかかっている。

座席はこんな状態。これで滝の中へ突っ込んでいくのだから、レインコート着ていようとも全身濡れないではすまない。

虹が根元まではっきりと見える。 

スピードをあげたボートの前方に、 ブラジル側の瀑布が見えてきた。

この後、カメラで動画を撮影をはじめたが、あっというまに滝の中にまきこまれ、目も開けていられなくなった。

ボートの床はプールのように水浸し。足元はサンダルに裸足がいちばんです。

****

ホテルへ戻る頃、夕陽がさしてきた

はじめて、ダスカタラタス・ホテルが瀧を観光する絶好の場所にある事を実感。

目の前のこの景色が、部屋からも見える

 部屋の窓から、暮れゆく滝の夕焼けが美しい↓

 

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イグアスの滝観光(アルゼンチン側)

2016-09-07 09:37:46 | 南米

世界最大の滝イグアスは、ブラジルとアルゼンチンの国境を流れる川にある。長さは2700m、そのうち八割がアルゼンチン側、今日は一日アルゼンチン側をめぐる。次の写真は「日帰り観光客」と記されたパスポートのスタンプ→

**《手造の旅》で選んだのはブラジル側のダスカタラタスホテルの滝が見える部屋。・・・だけれど、朝霧でどこが瀧かわかりません。あとから見えてくるのが楽しみ(^^)

ホテルのプールも

朝食を終えて、朝七時半のホテル正面玄関も

が、国境の橋を超えるころには太陽が射してきた。「友情の橋」の真ん中がブラジルとアルゼンチンの国境。それぞれが国旗の色に塗られている↓

瀧を観光する列車へ 乗る・・・のではなく、一駅歩く方が良いというガイドさんのアドバイス。混雑している時には次の駅から乗り換える列車に乗れなくなるからだそうだ。たしかに人が多い本日

こんな道をたった六百メートル歩けば次の駅

途中で列車の線路を横切る。

木の上に・・・「あ!ハナクマだ」この鼻の長いアナグマみたいな動物、まったく物怖じせず、観光客がぎっしりの駅でも、足の間を歩いている。あとで、たっぷりお会いすることになります(^^)↓

乗継の駅まで歩いたが、こちらもすでに長蛇の列!三十分ほど待って、ようやくこのトロッコ列車に乗れた↓

約三十分、終点の「悪魔の喉笛」駅まで途中に駅はない。到着しても、滝は見えない。ここから一キロ以上続くトレイルがはじまっている。滑らないように注意↓

川の上に作られた木道を延々歩いていくと・・・むこうに水煙がみえてきた。アルゼンチンの国旗のあるあそこが「悪魔の喉笛」、イグアスの滝でいちばん大きな瀑布のすぐ上に見学の木道が導いてくれる↓

この激流のど真ん中に、こんな木道をつくって大丈夫なのか? いや、大丈夫なはずはなく、まわりには何度も流された旧木道の残骸が見られる↓これはつい昨年のものなのだそうだ

瀧の真上に到着

視界におさまりきれない180度以上の幅で滝が広がっていた 

同じ木道を戻る途中、またハナクマに出会う。ひょうきんな顔だが、目は笑っていない⇒

トロッコ列車で元の駅へ戻り 今度はアッパートレイルからの眺めを楽しみに歩く↓

ほどなく、まったく違う滝が足元に連続してでてくる↓

イグアスには大小二百七十以上の滝があると聞いていたが、ここを歩くとそれが視覚的に理解できる。

駅にもどって、昼食 国立公園を出て

★「三国国境」を見学。ここはブラジルとアルゼンチンのほかにパラグアイとの国境になっている場所。下の絵地図の一番左上↓

アルゼンチンの国旗の色(水色・白・水色)に塗られたオベリスクが上の絵の中で左上にある。それが、これ↓

イグアス川が、滝の下流でパラグアイとブラジルの国境を流れるパラナ川と合流する地点。下の写真で、右から流れてくるのがイグアス川。奥から手前に流れてくるのがパラナ川。水の色が違っているのが分かるだろうか。

さらに、写真のいちばんむこうにかすかに見えているのが、イタイプダム。設備としては世界第二位の規模1400万キロワット ※世界最大は中国の三峡ダムだが、実質の発電量はここが世界最大だそうな ※日本最大の黒部ダムが最大33万5千キロワットなので、その40倍以上

※この国境については別に書きます。

再び「友情の橋」を逆にわたりブラジル側にもどった。パスポートには、「日帰り観光客」と書かれたスタンプが押された↘

 

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