帰国便は(成田への直行便ではなく)夕方発のミュンヘン経由羽田行きにした。その方が一日多く楽しめる。
今日は休日。ホテルをゆっくり出発し、早めのブランチ。
ブリュッセルの南部、カンブレ―の森にあるシャレー・レストランを地元の方にお勧めいただいた。
小さな池の中の島に位置しているので、専用のボートに乗ってゆく
11:30からの二時間制バッフェ。
選ばれた食材がたっぷり並んでいた
レストランを出ると雨になっていた。
往路には跳ねまわる犬と子供たちがいっぱいだった森が静かに濡れている。
ブリュッセルという街のほんとうの美しさはこういうところにある。
魅力的なお店が立ち並び、観るべき美術館と味わうべきレストランがいっぱいで、世界遺産の街並みに世界中からの観光客がシャッターを切る、そんなブリュッセルも悪くはないのだが。
日程表に予定されているガイドブックの写真でインスタントな予備知識をあたえられた場所を訪れても、そこに本当の「旅する喜び」はあるのだろうか?
名前も知らなかった森をこんな風に歩く時間が、「ブリュッセルという街は美しいなぁ」と、記憶に留めてくれるのだ。
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EUの本部ビルもちょっと見て、ブリュッセル空港へ。