旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

大阪造幣局前でのランチ

2014-08-22 09:45:32 | 国内
明治二年、日本の通貨が史上初めて統一された。産業を発展させるのにも、それ以前に生活の基礎となる通貨を整備することは、新しい国家にとって、まず第一にするべきことだったから。

その時、「お雇い外国人」と日本人の匠が力を合わせて建設したのが、造幣局の建物だった。今でも造幣局はここ大阪が本局になっている。

**ということは、おいておいて(笑)当時のたてものを利用したすばらしいレストランにて、ランチ。
①アミューズは大阪産トマトのジュレとレモングラス

②前菜は大阪の白茄子、唐芥子、ズッキーニ、おくら、紅大根、玉ねぎソースと周囲に桜色のマヨネーズ


③北海道の冷たいかぼちゃスープ※これ、よくあるかぼちゃスープとぜんぜんちがいました。さらっとしたガスパチョの様。生地に何を加えればこんなふうになるのかしらん。パプリカを刻んだものとバゲットの薄いスライスをカリッと焼いて食感を増しています。


④メイン一皿目は真鯛のカダイフ巻き~カダイフはトルコなどではちみつを浸したデザートによくつかう。そのサクサク食感の中にあっさりとした真鯛。ソースはトウモロコシソースと少し苦みもあるオレンジソース。ゴーヤのピクルス(これはかなり酸っぱくて苦手でした)、万願寺唐芥子はおいしく。


⑤メイン二皿目は黒毛和牛。「らんいち」という部位はサーロインの良い部分を指すそうな。かかっているグレービーソースだけで充分おいしいけれど、トマトと少しハバネラのくわえられたソースか塩を合わせて食べるというのが、このレストランのオリジナルなところ。ここまであっさりと日本食といってもとおるぐらいだったのにくらべ、これはしっかりした洋食の味。別の小さな丸い入れ物に同じ肉をつかったグラタン。この皿はワインがあるともっとおいしいでしょうね。

。⑥肉の皿と一緒に出された肉のエッセンスを使ったパン。ほんとに肉の風味がしっかり感じられる。ここで焼いているのだそうです。はじめの味でした。
。⑦デザートはドライアイスの煙と共に登場。ライチのシャーベット、下にヨーグルトが敷いてある。上に載せられた彩の蘭の花ももちろん食べられる。
⑧コーヒーと共にだされるのは小さなマカロン。ボン・アプレーミティ!(良い午後を)

★「テロワール」という名前とおり、大阪の食材にこだわったこのコース、五千円は絶対お得です。
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