雪が止んだ朝、湖の見えるホテルから「長浜城」まで歩いた。
城のカタチをしているが博物館。
現在全面修復中で閉まっているが、先月「東京長浜観音堂」で知り合った学芸員のOさんに国友一貫斎の話をきかせていただけることになっている。
※国友一貫斎について「国友鉄砲ミュージアム」のHPにリンクします
電話すると裏口から博物館の楽屋裏に入れていただいた。
一貫斎は鉄砲鍛冶でありながら天体望遠鏡を制作した。
鉄砲鍛冶としての技術が反射望遠鏡の要である集光レンズ作りに応用できたのである。
「百年経っても曇らないだろう」と本人が言っていた。
その言葉以上の二百年後、Oさんたちは実際に天体観測をした。
一貫斎が見たのと同じように月面のクレーターを見ることができたそうだ。
現存する天体望遠鏡は四基。
支える雲台部分も改良が加えられている。
以下、収蔵カ所と共に、古い順番に↓
①上田~球形をしていて自由に動くがしっかり固定できず肝心の観測に支障があった
※文化財オンラインのページに写真があります
②長浜~上下に五段階動く※国友鉄砲ミュージアムのHPに載っている写真のもの
③彦根城~望遠鏡単体、④一貫斎生家~上下に加え左右にも動き、固定できる。
鉄砲ミュージアムには一貫斎が描いた観測スケッチも収蔵されているそうだが、常設展示はされていない。
そりゃあそうだ。「鉄砲ミュージアム」なのだから訪れる人にはまず鉄砲の解説をしなくてはならない、一貫斎については最後の部屋でちょっと触れている程度だとか。
もったいないけれど、しかたない。
《手造の旅》でこういう人物を紹介したいと思うのだけれど、時間が足りそうにない。
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2022年4月に催行する《手造の旅》近江長浜と比叡山の旅。
2020年9月に訪れた時には「観音の里めぐり」のイメージしかなかった。
※その時のブログのひとつにリンクします
だが、見学していくうちに観音様を見て回るだけではもったいないと思うようになっていった。
★西野水道は特に心に残る場所で、2022年4月の旅で通ることにした
※下見の時のブログにリンクします
琵琶湖を何百隻という「丸子船」が往来していたことも知ってほしいと思う。
※丸子船の博物館を訪れたブログにリンクします
長浜への旅、まだまだお見せしたいところがたくさんあります。
秋の紅葉も美しい場所ですし(^^)