旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ヘルシンキ中央図書館

2020-01-17 13:05:36 | フィンランド
2018年12月にオープンした駅前の図書館。

駅前を何年も工事して何が出現するのかとおもっていたら、これだった!

何で出ていると思います?

こんなかたちだけど

木材なのです↓

ヘルシンキの街中にある「カンピ礼拝堂」を思い出させる↓
●カンピ礼拝堂↓

↓その外壁

びっくりさせられたのは外観以上に中身↓下の写真は三階のいちばん端っこに向かう部分↓
↓床がこんなに斜めになっているとは

最上階のこのスペースには、真ん中に靴を脱いで遊べるスペースがある
さすがは★2019年国際図書館連盟が選んだ世界一の公共図書館

見ていると子供たちよりも大人のほうが楽しそう(^.^)
どこか「大人が苦しそう」な日本の社会よりも豊かなのではないかしらん。

「苦しそうな大人」の元に「楽しそうな子供」は育ちにくい。
日本にも、大人が本気で遊べる無料の公共施設がもっとあってほしいものです。

あそびといえば、本格的な最新式ヴァーチャルゴーグルをつけるゲームコーナーももある。
3Dプリンターも材料費だけ払えばで無料で使わせてくれる。
もちろん本のヴァラエティも豊か。
紙だけで今の図書館は完了できない。こういうタブレットが誰でも使えるように(登録は必用)用意されている↓


三階と二階を繋ぐ二重螺旋は歩いてみたくなる↓



我々のような「一見さん」ビジターにも参加できる楽しみを見つけた↓
エントランス近くの壁にたくさんの写真がふわふわ浮かんでいる↓

横にあるこのカメラで写真を撮って参加することができるのです↓

ちょっと教えてもらいながら入力して、はい!

その場で指定したe-mailアドレスに送ってくれます。
参加完了
従来の図書館イメージを完全に超えた空間、またゆっくり訪れてみたい



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老舗レストランで夕食を

2020-01-16 16:25:31 | フィンランド
ライトアップした大聖堂がある元老院広場にある老舗レストラン。

ツーリスト向けではあるけれど、混みあったタイミングでいかければ居心地良く過ごすことができる。料理ももちろんわるくない。

早い時間にはいってよかった。

窓から大聖堂の見えるちょうど良い席に座れました
マッシュルームクリームが黒パンにのっているアミューズ

フィンランドの前菜盛り合わせ↓オレンジ色のはクラウドベリーかしらん

「これにあわせて食前酒のシュナップスはいかが?」
一生懸命すすめてくれるので、
「んじゃちょっとためしてみるか」とオーダーしたら↓↓スキー板に乗せてもってきてくれた(笑)
彼女はこれを演出したかったのね(笑)

↓サーモン・スープはフィンランドならまず外れないが、「ここのがいちばんおいしかった」とあとからコメントいただきました(^.^)ディルのかおりがすばらしい

↓「ヴェジタリアン、ビーガンのためのベジタブル・パティと書かれていたメニュー

↓白身魚のグリル


小松はラム・シャンクをオーダー
↓骨ごとビールで煮込んだとろっとしたスープと共に登場した


フィンランドらしい食事を楽しんだ夜でした(^.^)
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アラビア、デザインセンター

2020-01-16 15:48:16 | フィンランド

↑これ、何でできていると思います?
↓いちばん左の部分を別の角度から↓

↑これはお皿(^.^)
最初のパノラマ写真のいちばん右はスコップ!
オレンジ色ははさみだった。
↓フィンランドを代表するモノづくりメーカー「アラビア」は、スウェーデン支配時代の18世紀に産業調査団が実際にアラビアへ赴き、その時見たすばらしい陶磁器をつくろうとはじめたことに由来するそうだ。今回の旅でひさしぶりにお会いした古参ガイドさんのお話ではじめて知った。

市の中心部からバスやトラムで二十分ほどいったところにアラビアの工場団地だったエリアがある↓


かつての工場煙突を象徴的に残して、全体はあらたに建築しなおしている

かつては屋外だった場所にガラスの屋根をかけてひろびろとしたエントランス。
ゆったりしたカフェもある↓

アラビア、イイッタラ、フィンレーソン、今もブランドネームはそのままだが、今は最大のフィスカースによって資本統合されたのだそうだ↓

↓それによってこういう総合デザインスペースが誕生可能となった

↓フィスカースといえばはさみのイメージ

実際すばらしく切れることは小松自身が使って実感しております
↓一階は各社のショップが並んでいる

↓よくさがすとこんな気軽なお土産も↓1.5ユーロの携帯やメガネのレンズ拭きもあった



●八階にあるデザインセンターは無料で入れる



のぼってゆくエレベーターから
かつての工場のイメージが感じられる

この周辺はもう工場地帯ではなく、外からの住人も好んで住みたがる新開発地区になっているのである。






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冬の朝、ヘルシンキ観光。テンペリアウキオ教会のほんとの見どころは

2020-01-16 10:04:44 | フィンランド
朝九時半、港に面したヘルシンキ市庁舎が朝日をあびている。

この建物はロシア支配時代にはホテルだったそうだ。
右隣はスウェーデン大使館。
フィンランドはロシアの前にはスウェーデン領だった。
そのまた隣にフィンランド大統領官邸(この位置からだと見えない)
さらに奥にはロシア正教教会の尖塔が見えている↑
↓冬の時期、港のマーケットに出ている店はすくない。
ロシア皇帝時代の記念碑がぽつんとたっている↓

ここから道をわたって五分もせずに元老院広場に至る。
↓階段の上には白亜のルター派大聖堂。

ロシア時代になって首都がトゥルクからよりロシアに近いヘルシンキに移転された時に整備された広場
↓実際ヘルシンキ駅からロシアのサンクト・ペテルブルグまで、この「アレグロ」号で三時間ほどで行けてしまう現在。

今日は時間があるから階段をのぼって教会の中へ
足元はフィンランドらしい美しい花崗岩

内部はプロテスタントらしくシンプル。
かつて皇帝が下賜した祭壇の絵


↓聖書をフィンランド語に訳した16世紀のミカエル・アグリコラの像

***
定番のテンペリアウキオ教会へももちろん行こう。
↓導線をぐるぐる巻いてできた天井がUFOのよう↓

空いた堂内に静かなピアノが響いている。
↓ほんとうのテンペリアウキオ教会の見どころはここではないと、小松はおもっている。
↓見るべきは屋上と、そこから見る周囲の都市計画

冬の時期は雪が多いので、小松が「行きましょうよ」と言っても、ガイドさんが「すべりやすいのでやめましょう」と却下されることが多いのだが・・・
今年は雪がないので登れました(^.^)

建築というのは環境そのものだから、周囲の建物が調和していなければ成り立たない。
この円盤のような建物をかこむように丸く集合住宅が配置されているのだ。
最初予定していたデザインの教会が出来ていたら、世界中から見学者がくるような教会にはなりえなかっただろう。
↓雪のないときに、足元に注意してのぼってみましょ(^.^)

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夜行列車「サンタエクスプレス」でヘルシンキへ

2020-01-16 09:02:33 | フィンランド
世界の夜行列車のなかでもトップクラスであると確信します。

設備は豪華ではない。が、必要なものがコンパクトにわかりやすく揃えられている。

↑ベッドまわり ※あとでもう少し詳しく書きます
**
夕方のロバニェミ市内

スーパーで夜行列車翌朝の朝食を調達する。※ビュッフェカーもあるけれどけっこう混んでいたりするので
↓こんなお寿司バッフェもある↓重さで金額が決まる

↓こんなカップヌードル?

飲み物はしぼりたてのオレンジジュース?

↓コスタリカ産のパイナップルのカットはいかが?

二十秒でこんなふうになって出てきます(^.^)

小松は結局平凡にサラダバッフェにしました
***
ロバニェミ駅のホームにはバスがそのまま入ってこられる。バスから降ろした荷物をすぐに列車に積み込めるのだ。

21時発の列車、十五分ぐらい前にのりこむ。

号車は入り口の電光掲示で確認

内部は二階建てになっていて、二階の部屋はシャワーとトイレがついている。
小松は今回一階の117-118の部屋↓

他の部屋よりも少し広めで車いすでもアクセスしやすい入口近くに位置している。
トイレも目の前。
扉を閉めて防寒具をハンガーにかけよう↓

↑左側には簡単な洗面台がある。
↓ベッドは二階建て↓

スーツケースはベッドの下にしまおう

枕元には読書灯もある

↓もっともスバラシイと感じたのはこのハンガー

列車が振動しても壁にカタカタ当たって音をたてるようなことがないよう、ぴったりに設計されている。
もっとも、この列車のいちばんすばらしいところは、ほとんど振動なく発着するところなのだが。
↓シャワー室もあって、そこにアクセスする専用のカギが置かれている↓

部屋にはいるのも同じ形のカード式のカギ
****↓目の前のトイレはこんな感じ

こちらは広いタイプで車いすでのアクセスもできる
↓哺乳瓶を温める専用の道具あり

↓子供用のおまるも

↓ワンちゃんOKキャビンですね(^.^)


*****音もなく出発!
アナウンスも発射音もなしなのでほんとに気をつけましょう
途中いくつもの駅に止まる

明け方にめをさましてみると

誰もいない駅、滑り止めの砂利が雪のないホームにちらされている。

午前九時過ぎ、ヘルシンキ駅に到着。
一月半ばだというのに、今年はまったくゆきがない↓

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