旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

リブリャナから国境を経てクロアチアへ

2017-04-30 11:12:14 | スロヴェニア

ブレッド湖を出てスロヴェニアの首都リブリャナへ。小さな山の上の城を川がとりまいている。山と川の間にぎっしりと旧市街↓

ケーブルカーで城へのぼろう。今日は天気の良い日曜日。地元の家族連れもたくさんやってきている↓

城の中庭にある井戸↓ちょっと重い蓋を上げて覗いてみると・・・↓

まだちゃんと水がある

旧市街へ降りて、少しだけ自由時間。見つけたのは養蜂箱のフタに、素朴な絵をつけたもの↓いろんな風刺画がおもしろい↓下は、「争いごとをする二人の間にたって利益を得る弁護士の図」↓

板の下部、少し削られている部分から蜂が出入りする↑

***昼食を終えてハイウェイでクロアチアへ向かう。途中のサービスエリアで売られていたトリュフ製品。クロアチアのイストラ半島はトリュフの名産地。2015年の《手造の旅》で行ったっけ↓

***クロアチアの国境検問で三十分以上待たされた。昨年と比べてずいぶん厳しくなっているのが分かる。

★昨年10月の同じコースの模様はこちらから

三十分以上遅れて、クロアチアの首都ザグレブへ到着。まずはクロアチア通貨のクーナに両替をしなくては。クロアチアではユーロそのままでは受け取ってもらえない店が多い。ガイドさんが紹介してくれた店、今回は大聖堂前のハンバーガー屋さん。こんなところで両替をやっているなんてびっくり↓

クロアチアの通貨はKUNA(クーナ)というのだが、これはもともとテンの毛皮を指してることば。毛皮が通貨の代わりに使われていたということだ。ガイドさんが「この動物ですよ」と写真を見せてくれた↓

***

ザグレブ旧市街は二つの丘からなっている。グラデッツという(たぶん)古代からの丘の街と、カプトルという大聖堂の立つ丘。模型でわかりやすく見せてくれている↓ふたつの街の間に確かに川が流れているのがわかる。

 

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スロヴェニアの最高峰がきれいにみえた

2017-04-29 10:19:20 | スロヴェニア

成田空港からヘルシンキ経由で首都のリブリャナ到着一時間ほど北へ走ったところにある旧ユーゴスラヴィア時代からのブレッド湖畔リゾートへ、20時前に到着。この日はこんな夕景だった

翌朝、起きてみてびっくり↓ 左側がスロヴェニアの最高峰。オーストリアとの国境近くの山↓ブレッド城が朝陽に照らされている↓

これまで何度もブレッド湖畔には泊まっていたが、ここまできれいにトリグラヴ山が見えた。※⇒こちらにもう少し書きました。

午前中はまたリブリャナを通過してポストイナ鍾乳洞の観光へ 

ここには人間と同じぐらい生きる、おもしろい生きものが住むのです

午後、ブレッド湖畔のホテルへ戻り休憩。16時から湖の中にうかぶ島の教会へ↓手漕ぎボート一艘で二十人を渡してくれる↓

島の船着き場から教会までの九十九段を、新郎は新婦をかかえてあがるしきたりだそうな↓

★島のあちこちに花のデザインがあることを質問していただいた これって何?↓

ガイドさん曰く「この島には教会が出来る以前から女神礼拝の伝統があって、それと聖母信仰を結びつけた象徴なんです」 お土産の袋にも描かれている↓今まで何度となく訪れていたが、まだまだ知らないことだらけ。

お土産物屋にあった「蜂蜜酒」→

***ブレッド城へ入る↓

スロヴェニア語で最初に書かれた本を再現している工房↓ここで、名前を入れた記念カードも制作してくれる↓

★六世紀のスラブ人女性の墓から見つかったクジャクのブローチも展示されている※⇒こちらからお読みください

夕食レストラン↓窓際席が人気なので、「一時間でよければ窓際席どうぞ」とのこと↓

セルビアからの車も訪れておりました

 

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リブリャナを見てからクロアチア国境へ

2016-10-09 11:06:58 | スロヴェニア

ホテルロビー、すばらしい朝



朝食も多彩、シャンパンから 巣に入った蜂蜜まで



百年を超える歴史のあるこのホテルには、トルコの大統領や⇒ 歴史ある皇室の方々や⇒ 今話題のTのつくこのような方は2004年に、ご宿泊になっております⇒ 


午前、スロヴェニアの首都リブリャナを少し見学。


お城へ登る


日曜日の朝、直販ミルクを買いに


※この新鮮ミルク自動販売機については、この2015年の日記に書きました

リブリャナのシンボルは緑色のドラゴン↓





バスで中心から少し離れたレストランへ。この巨大な餃子のようなものもスロヴェニア名物なのだそうです

***
クロアチアへの国境にて、我々はバスを降りてひとりひとりスロヴェニア出国のスタンプをもらう。そのまますぐとなりにあるクロアチアの係官から入国スタンプ。クロアチアはEUに加盟したが、移動が自由となっている「シェンゲンエリア」には入れていないので、このような手続きが必要になるのだ↓パスポートに押された両国のスタンプ。


右ページがSLと表示のあるスロヴェニア、左ページがHRのクロアチア※クロアチアはクロアチア語で「ハルヴァツカ」と発音されるのです

・・・午後、ザグレブの観光へ

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ブレッド城、6世紀の孔雀

2016-10-08 13:25:39 | スロヴェニア

午後、ブレッド湖とブレッド城を見学。周囲六キロほどの湖でこの手漕ぎボートが活躍している。この数、18世紀から決められていたのだとは知らなかった。⇒こちらに理由を書きました

※上の写真、うしろに見えている建物はヴィラ・ブレッド。かつてのチトー大統領の別荘。右に少し離れた建物も付属のティーハウスなのだそうだ。

二十人も乗せて一人でこいでくれます。島に到着したら、99段の階段を上る。スロヴェニア人新郎はこの階段を新婦をかかえて登るのだ、とか。

 

中世から巡礼地になっている教会 中につるされている「望みの鐘」をつく ** 再び手漕ぎボートにのって岸へもどり、バスで城へむかう。晴れた日のポストカードではこんな場所きょうはどんより曇っていてスロヴェニアの国章になっている雪山トリグラヴは見えない 今回発見だったのは、この孔雀。城へ登る坂道で見つけてガイドさんに質問してはじめてそれが何なのか分かった↓ 図案化された孔雀。このモデルはなんと6世紀のスラブ人女性の墓から見つかったブローチなのだそうだ。ブレッド城の近くからはローマ人だけでなく6世紀ごろから入ってきたスラブ人たちの墓もたくさん見つかっている。そこから発見されたモノが城の博物館に展示されていた⇒ 孔雀をかたどったというこのブローチの本物は、リブリャナの博物館に収蔵されているそうだが、ブレッド城にもレプリカがあるという。「是非見たいです」とお願いしてつれていってもらった。それが、これ↓

六世紀、ここに住むスラブ人たちは孔雀など見ていた筈はない。彼らが夢見た楽園の鳥だったのではないか。孔雀は初期キリスト教でシンボルのひとつになっているから。アドリア海の向こう・イタリアはラヴェンナの「ガッラ・プラチディア」の5世紀と言われるモザイクにも美しい孔雀が描かれていたっけ。

**

城のレストランで夕食を終えてホテルへもどる 

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ポストイナ洞窟見学 トロッコ動画ごらんください

2016-10-07 12:50:25 | スロヴェニア

午前、スロヴェニア観光の定番、ポストイナ鍾乳洞へ 近頃はこういった日本語のイヤフォンも用意されるようになった。17番までの番号を現場で打ち込むタイプ⇒ 駐車場前・チケット売り場から入口へ向かう途中で、ピンクのこんなやつが立ってました⇒これは・・・

この洞窟だけでみられる「類人魚=Proteus Anguinus」ガイドブックには「ホライモリ」と書かれているものをキャラクター化したもの。人間と同じ百歳ぐらいまで長生きするのでこの名前になったのだそうだ。ホンモノは、観光の最後のほうで水槽に生きているモノを展示してある↓

洞窟内、まずはスリル満点のトロッコに乗る。全部で五キロの観光コースのうち三キロ強はこのトロッコにて往復する。手をあげたり、自撮り棒を出したりすると確実に岩に当たる。充分に注意しなくては。

★こちらから動画にてごらんください!↓

https://www.youtube.com/watch?v=D3fUjJoUp-A

トロッコを降りて歩き出す。かつてロシア兵がこの洞窟に幽閉されていて、彼らがつくらされた橋なので「ロシア橋」の名がある↓

輝く白い「クリスタル」の名前がつけられた石筍、すぐとなりなのにまったく色のちがう石筍とならんでいて、この光景はよく写真で紹介されている↓

写真はフラッシュなしならOKと変わっていた

復路のトロッコ乗り場にはちゃんとお土産屋さんのブースがある↓

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