旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

アムステルダム~美術館とクルーズで一日

2016-04-30 11:41:18 | オランダ

空気は冷たいが晴れたアムステルダム。朝一番で国立美術館へ。中央駅と同じ建築家のデザインなので似ております↓

十年にもおよぶ全館修復を終えたが、この建物のど真ん中をぶちぬくように貫通する自転車道は残された⇒ミュージアム側としてはここも閉鎖して展示室にしたかったのだが、「自転車協会」が訴訟を起こして勝ってしまったから。もともと、この建物が出来た1887年以前からこの自転車道はあったのだから、仕方ないのかもしれません。

どのグループも必ず足を運ぶのがこの大ホール⇒突き当りにレンブラントの「夜警」が置かれ⇒ その手前のエリアにフェルメールやハルスやヤン・ステーンなどがずらりと並ぶ。しかし・・・小松は思うのですが、フェルメールなどの小さな絵をこんな大きな空間に展示するのはどうにも似合わないのではないでしょうか。とにかく時間節約して訪問するには便利ですが…。

小松の好きなアドリアン・コールテの小品は、小さな部屋でひっそり飾られていて「無事」だった⇒

個人的には博物館的な展示のセクションがより面白いと感じられる。次の写真で右に写っている甲冑のようなものは⇒1844年にロッテルダムの港を守る軍艦を飾っていたシンボル「オレンジ公」と呼ばれていた。

17世紀末から18世紀にかけてつくられた「人形の家」⇒婦女子のお遊びのためとはとても言えない、豪華でリアルなもの⇒

***ゴッホ美術館も見学。グループ予約だから並ばなくてすむが、一般入場の行列はとんでもない⇒ 各国語版の図録も充実しています⇒

昼食、ダイヤモンド工場 そのあと中央駅前からクルーズ船に一時間⇒日本語チャンネルもあります⇒ 

夕食前にシンゲルの花市場近くでしばし自由時間 チーズもたくさん売っているさすがオランダ ゴーダチーズの熟成モノ三種(牛、羊、ヤギ)を試食させてくれていて、はじめてこれらを比べることが出来た。ヤギはイタリアのパルメザンチーズのようにアミノ酸のざらっとした甘味がある↓

夕食はレンブラント広場近く、この広場には「夜警」を等身大(より大きい?)にした銅像群がある↓

フランス系のチェーンレストランFLOにて。メインコースの魚チョイスは「スケート・ウィング」と言われた。調べてみると「エイヒレ」!

こんな風に出てきました⇒

レストランからの帰路、ハプニングで歩いてホテルまで帰ることになってしまった・・・。天気の良い夕暮れで本当に幸い。こんな景色、歩かなければ出会えなかった⇒  明日はいよいよキューケンホフ公園。ぜひぜひ晴れますように!

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雨のブリュッセルで二種類のワッフルを食べてからアムステルダムへ向かう

2016-04-29 17:04:00 | ベルギー

ブルージュを朝九時に出発し、十時半前にブリュッセルのサン・ミッシェル大聖堂近くに到着。雨です 世界一古い19世紀前半につくられたアーケード街をとおり グラン・プラスに到着。有名な「小便小僧」にお連れしたら 雨の日だからワッフルの老舗カフェに行きましょ、という話になった⇒この建物一階がお店二階がカフェになっている。

★ワッフル生地は二種類ある。手前丸みがあるのがリエージュ風でもっちり生地でそれ自体にパール砂糖が入っていて甘味があるとされる。向こう側の四角いのがあっさり生地のブリュッセル風。さくさくっと食べられる。日本でよく売っているのはリエージュ風ということですかね。

グランプラスに面した一角にある、この像については、ちと別に書きます⇒

ベルギーと日本は今年友好百五十周年。いろんなイベントが行われている。夏に数日だけ行われるグラン・プラスの「花のカーペット」の案内⇒ これも今年は日本がテーマになっている。 フォロンの美術館も日本テーマ⇒

●ベルギーの観光案内所があったので覗いてみたら⇒こちらは北半分フラマン語圏だけを扱っていた。観光においてもなかなか一帯にはなれないベルギーなのだ。南部フランス語圏のワロン地域については、数十メートル離れたところに別オフィスを見つけた⇒ フランス語圏らしくにわとりがシンボルマーク。

ブリュッセルでももっとも古い教会のひとつになるサンニコラ教会グランプラスのすぐ近く。ファサードも新しくなってしまっているが、ロマネスク時代の名残が少しだけ残っている。

***

再びオランダ領に入り、ロッテルダム近くの世界遺産キンデルダイクを訪れる⇒ここは19機もの風車がまとまって残されている。 オランダ全土ではかつて九千五百機もあったという風車も、今では十分の一程度しか残されていない。 現代の風車は毎年増えているのだけれど⇒

ロッテルダムエリアではいくつもの川を越えたりくぐったりする道路

アムステルダム中心部のホテルに到着したのは19時少し前。ホテルのダイニングで夕食 明日は雨は降らないでくれるかしらん。

 

 

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ゲント市街からブルージュに戻り鐘楼に登りアスパラも食べる

2016-04-28 17:50:16 | ベルギー

かつてゲントの繁栄を支えた港地区。サンミッシェル橋からセント・バーフ大聖堂方面を見る⇒ 大聖堂では15世紀のファン・エイクによる細密巨大祭壇画「神秘の子羊」を見学。2016年4月現在の修復箇所は「アダムとイブ」や寄進者夫妻の肖像など。大聖堂内部にあるレンブラント作品⇒ 近年新たに地下聖堂部分が公開された⇒12世紀ごろのフレスコ画も残されている。

昼食を「カルロス五世」レストランにて。特製のビールマグ⇒

***ブルージュに戻りると晴れてきた。運河クルーズにちょうど良いお天気  ●聖母教会の内部も入場。ミケランジェロ作の「聖母子」彫刻と共に、ブルゴーニュ家最後の父と娘の墓が見どころになる⇒

★ブルージュを一望できる鐘楼。18時半までオープンしているというので久しぶりに登ることにした。高さは86mほどだが旧市街に屹立している 最初はわりに広い階段も⇒ 最後の方には狭くて急なのでロープがつるされている⇒ 途中にカリヨン装置の説明がある⇒これはつまり、巨大なオルゴールですね。

 ブルージュは海からほんの十キロほどに位置している。現代でもゼーブルージュという新しい港を使って商業が行われている地区があるときいていたが、この鐘楼からやっとその港を見ることができた。下の写真で港が見えますね↓

別のサイドからはさっき入場した聖母教会の塔と、救世主教会の塔。

**夕食、やっぱりこのシーズンの白アスパラ食べたいですね。

 この時期にこのエリアでとれる「灰色エビ」のサラダ。このエビ、小さいけれど良い味してました⇒ エビのコロッケも⇒

中心部のホテルなので、旧港も少しみていただこう。昔の市庁舎壁にあるクマちゃんの像。これがブルージュの紋章にも登場している⇒

旧港に立つヤン・ファン・エイクの像↓

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ゲント、五年に一度のフロラリアをちょっと見学

2016-04-28 15:26:47 | ベルギー

ゲントのフロラリアは今年で三十五回目を数える。第一回は1809年に開催し、五年に一度行われてきた。ナポレオンが天下をとっていた頃。ベルギーという国家もまだ存在しない頃から続くフェスティバル。

事前発行されていたチケットを示すと⇒ 手首にこんな入場券を巻いてくれる

以前一度訪れた時、大混雑で何もゆっくり見られなかった記憶があったので心配していたが、今朝は時間が早い事もあって、こんな感じ⇒ ここは四つある会場のうち★シタデルというすべて屋内展示になっているセクション。突然雨に降られてもよいように、ここを訪れることにしたのだ。

シタデルというのはもともとここに星形の要塞があったからつけられた名前今はこの門が残っているだけ⇒

屋内の会場の中に、さらにこんな展示室があり⇒ ↓

幻想的なこんな部屋も 

アザレアはゲントの花だそうです⇒ お土産いろいろ すぐ近くの美術館も展示会場のひとつになっている⇒ 入ると・・・

 

金沢市と姉妹都市だということで、こんな庭園も⇒ 日本セクションでは生け花が行われていて人気だそうな。

まだまだ他のパビリオンも見たい気持ちにさせてくれました(^^)混みあう前の時間帯に行くのが正解。

 

 

 

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アントワープを経てブルージュ到着

2016-04-27 21:12:49 | オランダ

デルフトで昼食をすませ、ベルギー領へ入り、アントワープを少し歩く。

スヘルデ川沿いのステーン城。前には伝説の悪い巨人の像⇒ 市庁舎⇒中心には噴水。そこに悪い巨人の手を切り取って投げるローマの兵士ブラボーの像がある。この広場はギルドハウスの建物に囲まれている。

大聖堂を背景にしたルーベンスの像⇒この広場は昔お墓だった場所。

大聖堂の中、いちばんの見どころはやはりルーベンスの「十字架降下」⇒ 外へでてみるとけっこうな雨が降っていたので、みんなでチョコレート屋さんのカフェに飛び込む。冷たい雨の降る日には、こういう時間が嬉しいなぁ。コーヒーとプラリネのチョコ五つで9ユーロほど。

白いのは暖かいココアにするミルク。溶けやすいチョコを混ぜると・・・

みんなでチョコを楽しんで外へ出る⇒ と、大聖堂を背景に再び青空がひらけてきた

右は、アントワープから昔出航していた大西洋航路の宣伝ポスター⇒飛行機のない時代、この港は今よりももっと旅客の集まる場所だったのだろう。

***ブルージュへ到着したのは18時半ごろだが、まだ昼間の様に明るい⇒ 夕食のデザートにはワッフル。おおきいけれど、サクサクのブリュッセル風。

夕食を終えて21時過ぎ、まだ空はうっすら蒼かった 

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