旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

マルセイユからアルル、アヴィニョンへ

2013-03-10 22:56:53 | フランス
朝のマルセイユの道で、突き当り正面に門が見える?

近づくとそれがだまし絵だったことに気づき、びっくり。
今日も絵の中のような青空でぴったり気づかせない。


マルセイユの北西に1970年代に発展してきた新港フォスの近くを通ると、たくさんのトラック。
前方には石油の基地。


一時間半ほどでアルルの町へ近づく。町はずれに移築された跳ね橋。

ゴッホが描いたというものではなく、同時代のものをここへ持ってきて保存している。

アルルの町の現在の中心はこの市庁舎前の広場。
オベリスクは古代の真似をしてつくられたものらしく、均整がとれていない。

この広場でいちばん美しいのは右角にあるサン・トロフィーム教会のファサード彫刻だろう。

ロマネスクの力強さと美しさ。北スペイン巡礼の道でであったものとよく似ている。

昼食前菜のラタトゥイユ・・・おいしいけれど、もう少し量がほしかったなぁ。


町の本屋で「日本沈没」の小説を見かけた


町はずれの道のロトンダにはアルルの民謡を踊る人々の姿

棺桶があるのは、アリスカンという場所が古代後記に聖人の埋葬地で、そこにたくさんの人々が墓を持ちたいと希望した場所になっているのにちなむ


★ポン・デュ・ガールは近頃の研究でAD41年ごろの建築だとされている


アヴィニョンの法王庁を中洲から見晴らす

法王庁外観


革命期には牢獄や兵舎としても使われており、壁に当時三階だった跡がわかる。


一部の部屋に残るフレスコ画が、当時をしのばせる唯一のもの

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フランスのグランドキャニオンへ

2013-03-08 01:57:52 | フランス
ニースを出て海岸沿いを西へ向かう。ロケブリュンヌの印象的な岩山が見えてくる。はじめてここを走った時、この山がセザンヌの画いたサン・ビクトワール山だと勘違いしたっけ。

高速道路から必ず目につく印象的な岩山なのだが、たいていの日本のガイドブックにはひと言も触れられていない。

ここから内陸の山岳地帯へ入ってゆく。くねくね道はどんどん標高を上げそろそろ海抜八百メートルぐらいになるのではないだろうか。Comps sur Arutubyという村でトイレストップ。

冬の時期で公共トイレが閉まっていてカフェを利用する。

店の奥から「見慣れない奴だな、君らは」と言いたげな視線


渓谷に入り、110mをひとまたぎするArtuby橋

道は狭く、路肩には雪が積もっているので対向車がやってきたらどうするかとひやひや

バスは雪の上を踏む音をたてながらカーブを曲がってゆく。崖をくりぬいてつくられたファイヤットトンネルを抜けてゆく

地面が川によって削られているのがハッキリわかる。アメリカのグランドキャニオンとちょっと似ている場所

グランドキャニオンホテル


谷の幅がひろがり

その上部に我々が通って来た道。

サン・クロワダム湖と手前のエギュイーヌ村が見えてきた



湖畔まで降りてゆくと緑色の美しい水面


**
お昼は「フランスの美しい村」のひとつ、ムスティエ・サン・マリー。駐車場から村へ向かう看板

★ムスティエ・サン・マリーについてはこちらに詳しく書きました
谷を流れる川に守られるようにして小さな村がある。二つの岩山の頂上を渡して200メートルの鎖がかけてあり、そこに金色の星が輝いている↓下の写真、よっく見ていただければ写っております(^.^)




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ニース、カーニバルの「花合戦」

2013-03-04 13:30:30 | フランス
ニースのカーニバル、昼のパレードは「バタイユ・ド・フルール=花合戦」と呼ばれている。にぎやかな山車から黄色いミモザをはじめとする花がたくさん投げられる。
観覧席から歓声と共にたくさんの手が伸びる。

花の投げ手もまた咲き誇る花々巨大風船が観覧席上空を


リアルな機械仕掛けのラクダ、まつ毛が本物みたいに動く。これはナントに本拠を置く巨大マリオネット制作集団Royal de luxeのではないかしらん


ビルの高さほどもある巨大なふうせん人形がゆらゆらゆれながらやってくる
ドラゴンが観客席につっこんできた
スーパーマン登場
美女と野獣?
この大迫力のドラゴンも「ロワイヤル・ド・リュクス」作かな?前をゆく卵から出てきたのは
シルク・ド・ソレイユ張りのパフォーマー

★このパレードは沿道から見るだけでも10ユーロの入場券が必要。この門でチェックあり。

観覧席は25ユーロ
毎年「●●の王様」という主役の巨大人形が建てられる。今年はマセナ広場にある「五大陸の王様」こちらは夜のパレードで動き出す。
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