手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2012年12月)

2013年01月14日 | 会員の作品
三谷和夫:組合に苦しむ我にひそかなる助けをくれし教員忘れず(新アララギ2012.12)
佐々木フミ子:見はるかす原に二筋光りつつ川の流れと稲穂吹く風(新アララギ2012.12)
松本ゆき:白ワイン送りましたと嫁の声電話に明るく山梨よりと(歌会2012.12)
木村和子:葉の繁る木下に転(まろ)ぶ青き柿ヘタを残して悉く落つ(新アララギ2012.12)
須田博:揉め事の絶えざる地球も宇宙より見れば美しと星出飛行士は(歌会2012.12)
今野英山:原発の杜撰さ危うさ世に問ひて歌詠みし君は強制避難者(新アララギ2012.12)
高橋毬枝:八キロも痩せたるみ手より本を受く書庫に籠りしにほひと共に(新アララギ2012.12)
小熊宗克:接待の外食続き久々に家に塩鮭食ふうまさかな(歌会2012.12)
山崎日出男:杖をつき夕陽の沼辺を揺れ歩む爺さまの影は細く伸びたり(歌会2012.12)
岸野トモヱ:岩肌を削(そ)いで流れる渓流に郷里の峡が脳裏かすめる(歌会2012.12)
金井加代子:今日の日もはや暮れゆけば自らの一日の意味思はされたり(歌会2012.12)
大倉康幸:北風が吹く中手賀沼遊歩道ウォーキングする人らは絶えず(歌会2012.12)
小那覇暁美:携帯を見つつ散歩するご主人を見守る彼はタロというらし(歌会2012.12)

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