手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2013年1月)

2013年02月18日 | 会員の作品
三谷和夫:遠く来て天満宮に八十越えし我がために受く勧学札を  京都(新アララギ2013.1)
佐々木フミ子:くろぐろと戦車の並ぶ武器学校平和記念館に隣接をして(新アララギ2013.1)
細田雄子:我孫子の丘宗悦の庭に築窯のリーチを訪ひしか浜田庄司は(新アララギ2013.1)
松本ゆき:小一の我等うたひたり学芸会に「くわうたいしさま おうまれなった」と  天皇誕生日に(歌会2013.1)
木村和子:姉の爪切りつつ思ふ晩年の母に同じことしたりしことを(新アララギ2013.1)
千葉照子:創るとは意図を顕す方法の限界を探ることが目的か(歌会2013.1)
須田博:お互ひに物忘れして笑ひ合ふお気楽夫婦の今日の此の頃(歌会2013.1)
今野英山:函館の司祭ドミートリエフを訪ねたり吾が曽祖父の信を辿りて(新アララギ2013.1)
高橋毬枝:指先の滴(しづく)に息(いこ)ひし四十雀しばし羽振り木に移りゆく(新アララギ2013.1)
小熊宗克:階段を二段跳びする女生徒よ急ぐな社会は急坂だから(歌会2013.1)
山崎日出男:良き事もなく過ぎゆかむ年男歳越し蕎麦の湯気暖かし(歌会2013.1)
岸野トモヱ:クリスマスにも誕生日にもケーキなし息子自立して別に住まえば(歌会2013.1)
金井加代子:バイオリンの聖き調べの奏でらる聖夜の幸を友と分かてり(歌会2013.1)
大倉康幸:すすきの穂触れ合う音のするばかり北風強き冬の河原は(歌会2013.1)
小那覇暁美:樽前の火口は白く覆われて噴煙青き空にたなびく(歌会2013.1)

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