10月11日

2006-10-11 05:57:34 | Weblog


     金木犀こぼすに風のなかりけり  ころころ

 連衆Jさんの選評に「 樹の下に円形に花が落ちています。
 そのことに風はあまり影響していないようです 
」とあり。
 まさしくその景色を詠みこめればと思っていました。
 鑑賞においては作者の感動をどう伝えられるか?ということが
 俳人の悩みのひとつです。
 時に、作者の感動以上の鑑賞にであう事もあり、そんな時に
 つくづく自分の俳句力の無さを実感する事になります。

 一般的に作句能力=鑑賞能力と言われていますが、
 主宰、先生と呼ばれる人たちの力は
 作句能力鑑賞能力にあるように思います。
 作句能力(時々の俳句作品)の成否は主宰、先生といえど
 常に勝っているわけでなく、一方鑑賞能力は上積の世界で
 ころころも 作句能力鑑賞能力 と実感できた時には
 次のステップに進もうと考えています。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする