新蕎麦を待ちて湯瀧にうたれをり 水原秋桜子
新蕎麦のせいろ高々運ばるる 田中幸雪
新蕎麦や着馴れしものをひとつ着て 石川桂郎
待たさるる間合ひよろしき走り蕎麦 八染藍子
走り蕎麦銚子ふたつの長居なる 橋本榮治
仕事の疲れが少々目にきて、久しぶりにブログを休んだ。
「新そば」というポスターに惹かれてお昼は「おおもり」
新蕎麦だという、確かに色も鮮やかに感じ、香も良い
ような気がする。ものの本に依れば新蕎麦を香で食べる
なら11月、味で食べるなら12月末~1月、そば粉にも
熟成の時期があるらしい。年越しそばの時が一番美味しい
頃になる。
昨日のFM放送J-WAVEも蕎麦の特集だった。
とても興味深く面白かった。
最近の蕎麦屋のランキングだったり、特に女性とのデートの
話。
「何が食べたい?」と蕎麦通の彼
「美味しいお蕎麦がいいな」と彼女。
(・・・彼女なかなかやるな・・実際、蕎麦懐石なんて2~3万
もするところがある。)
「どこか美味しいお店知ってる?」と彼女
「じゃあ、調べておくよ」と何とかわす彼氏でした。
でも、少し前?の蕎麦屋は今で言うお洒落なお店。
板わさや蕎麦がきで一杯、天ぷらや湯葉や冷奴で一杯
仕上げで蕎麦とあいなる。
板わさの山葵(さび)のききたる情話かな ころ
(俳句ではありませんので・・・)