10月28日

2006-10-28 23:07:21 | Weblog


    新蕎麦を待ちて湯瀧にうたれをり 水原秋桜子
  
    新蕎麦のせいろ高々運ばるる 田中幸雪

    新蕎麦や着馴れしものをひとつ着て 石川桂郎

    待たさるる間合ひよろしき走り蕎麦 八染藍子
 
    走り蕎麦銚子ふたつの長居なる 橋本榮治

 

  仕事の疲れが少々目にきて、久しぶりにブログを休んだ。
 
 「新そば」というポスターに惹かれてお昼は「おおもり」
 新蕎麦だという、確かに色も鮮やかに感じ、香も良い
 ような気がする。ものの本に依れば新蕎麦を香で食べる
 なら11月、味で食べるなら12月末~1月、そば粉にも
 熟成の時期があるらしい。年越しそばの時が一番美味しい
 頃になる。
 昨日のFM放送J-WAVEも蕎麦の特集だった。
 とても興味深く面白かった。
 最近の蕎麦屋のランキングだったり、特に女性とのデートの
 話。
 「何が食べたい?」と蕎麦通の彼
 「美味しいお蕎麦がいいな」と彼女。
 (・・・彼女なかなかやるな・・実際、蕎麦懐石なんて2~3万
 もするところがある。)
 「どこか美味しいお店知ってる?」と彼女
 「じゃあ、調べておくよ」と何とかわす彼氏でした。

 でも、少し前?の蕎麦屋は今で言うお洒落なお店。
 板わさや蕎麦がきで一杯、天ぷらや湯葉や冷奴で一杯
 仕上げで蕎麦とあいなる。

  板わさの山葵(さび)のききたる情話かな  ころ
 (俳句ではありませんので・・・)

コメント
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