草の実をつけての野良猫横切りぬ 芳子
海原の茫茫とあり草の花 和子
先日の現俳のネット吟行句会、選の発表がありました。
選者の一人、伊藤達夫氏の選に有った佳句です。
先のブログにも書いたように句会の流れもよくなく、
参加者の投句の内容にしても我々のとは一味違うもので
私を含め結果を期待するものでは有りませんでした。
当日の坪内稔典さんのお話を満足としてしてきた私には
同行の氏の入選は大きな喜びです。おめでとう!
俳句はこうして作者の関心の薄い部分で一人歩きをする
わけで、たった一人の他人の心を動かすことが出来れば
成果だと思います。互選の結果とはまた違う喜びです。
佳句は必ず誰かの目に留まるものですね。
*お詫び。芳子さんのお句、もう一方の芳子さんでした。
よく調べずに掲載し、ご本人に迷惑をおかけしました。
申し訳ありません。