1月10日

2007-01-10 22:02:18 | Weblog


    山河はや冬かがやきて位に即けり  飯田龍太

 次回の句会のテーマが決まった。いやはや難しいお題である
 慶事での挨拶句。
 ころころがいくら俳句が好きだといっても毎日詠めるわけでは
 ありません。幼子が眠るために用意する縫いぐるみのように、
 私には積読があり、常備薬には季寄せがある。
 積読の一冊の一行によって句作への導火線に火を点ける。

    積読の嵩のままなる去年今年

    パソコンの脇の季寄せや去年今年 

 弔事の佳句には多く目にするが、慶事となると思い浮ばない。
 久保田万太郎にこの一句がある。

    春寒く鶴を夢見て産みにけむ

 鶴を夢みてという措辞も素晴らしいが、春寒くというゆるぎない
 季語に唸ってしまう。
 過去何かの本で挨拶句は虚子といったような文章を記憶して
 いる。傾向と対策の意味でも少し読んでみることにする。
 今句会だけは積読の作用は及ばない。

 今日は文章が繋がっていかない。眠い、眠い。

 

 

 

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