12月11日

2008-12-11 00:51:24 | Weblog

       ( 囲炉裏端 )

 

 

貧農のこばなしはずむ囲炉裏かな      飯田蛇笏

 

膝頭熱くて囲炉裏ゐざりけり          池上不二子

 

運慶を越えん囲炉裏に灰神楽         辻桃子

 

 

ころころは3つのインターネットの句会に参加しています

小さな仲間だけのネット句会です

今日そのうちの一つが終わり、何となく印象を書いてみたくなりました

まず、仲間の選評が作者の思いをはるかに越えて,作品をさらに

引き立てることです。誉められて嬉しいという思いより鑑賞者の技量を

はかり知ることになります。よく言われる言葉に選句能力(鑑賞)=俳句の技量が

ありますがそれは確かです。厳しく言えば選評が幼いということは逆も真と

言うことになります。同じく俳句作品はまぐれで秀句を詠む事があっても,選に

まぐれは無いという事。作者がわかる俳句を詠み,温情で仲間に採られるのは

俳句作者として一番嫌なことです。

もう一つの印象として、こじんまりと整っている句が大勢で個性的で印象に

残る句が少ないと感じました。

私が印象に残った句が六十一句中二句でした。

整った,俳句らしい句を詠ませたら句歴を重ねた人に一朝があります。

人の数だけ個性があります

仲間の句会なら尚更、自分の個性を大いに発揮して柔軟な感性を試すことも

必要に感じました。かといって言葉遊びはそれに逆行します。

句会の度に大いに勉強になります。連衆に感謝





 

コメント (2)
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