12月13日

2008-12-13 06:11:38 | Weblog

      ( 寒椿 )

 

寒椿朝の乙女等かたまりて       沢木欣一

 

今日13日かつては正月事始・煤払いの日の十三日節句と呼ばれる
神事の日だったようです。
一年間の煤とともに厄を払う大切な折り目とされていて
昔は「煤竹」と呼ばれる葉つきの篠竹で埃を払うのが常で、時期になると
煤竹売りが町を売り歩いた。
手伝いをせず、埃のたっている間、子供や病人が一室にこもって避けている
のが煤逃げ・煤ごもり。済んでから入るのが煤の湯というそうです。
また煤払いで使った箒は煤男・煤梵天(ぼんてん)などともよばれ、一種の祭具
として、使用後に戸外の庭や雪の上にたてて御神酒(おみき)や灯明をあげ、
小正月には注連縄をはって模擬田植え(田植え)や鳥追いのまじないをしたり
、どんど焼きでやいたりした。

 

煤払でんでん太鼓捨てきれず        半崎墨縄子

 

煤隠りして猟銃を磨きをり           石原八束

 

煤逃げの男湯にゐる女の子          高橋悦男

 

煤の湯の爪のくれなゐよみがへる       大竹きみ江




 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする