( 青畝忌 )
今日22日は阿波野青畝の忌日、平成4年のこと93歳でした。
1899年(明治32年)2月10日生まれ。本名は阿波野敏雄。
昭和初期に山口誓子,高野素十,水原秋桜子とともに
頭文字をとって「ほととぎす」の4Sとよばれました。
私にとっては,5年ほど前にお世話になった,尊敬する先輩みのるさんの
師であったことから青畝句集を読むようになりましたが、それまでは
秋桜子系の句柄を好んで読んでいたため、青畝の句はいずれも新鮮でした。
今夜は青畝句集を読んで青畝忌を偲びたいと思います。
阿波野青畝
目をしかむしぼり泪や炉火の酔
雪吊りの百万石の城曇る
念力もぬけて水洟たらしけり