12月29日

2008-12-29 12:52:24 | Weblog

       ( 水仙 )

 

朝から昨日届いた俳誌を読みふけって、家人からは煤払いの催促しきり
入会した結社もやっと一年。主宰から苦労すると言われた言葉の意味が
ひた分かる。
何でもそうだが、簡単に成せて仕舞えばそれはそれでおもしろくない。
こと俳句においては苦もまた楽し。


20年来の俳句の友人からも、気遣いの年末の電話を頂いた。
結社のことも色々言われるが、一年生は楽しいと答える。
俳句の友だちはいいものだ。
聞かずに一句でたりる会話ができる、まさに相聞の句。
俳句は詠み人を詠う。つまり相手に問わない。
しかし詠み人は十七音で伝える目一杯の措辞の駆使するので、伝わる事が深い。
そんな深入りせずに友の心が伝わる、そこが俳句仲間が長く付き合える
ところだろう。

 

水仙を背負ひて海に降り来たる       細見綾子

 

抱かねば水仙の揺れやまざるよ       岡本 眸

 

静かさや水仙のみの飾棚           小崎淳子

 

水仙の花のうしろの蕾かな           星野立子




コメント (2)
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