( 納豆汁 )
箸割れば響く障子や納豆汁 石塚友二
言ひ澱むには都合よき納豆汁 折原あきの
天領の村の葬儀や納豆汁 木下咲子
昨日は今年最後の吟行句会、そして忘年会でした。
まだ酔いが残るほど私は飲んだのでしょうか?(と、誰に聞いてるの)
久しぶりに酔いが残るほど楽しい会だったことは確かです。
参加の連衆の意欲も凄く、今回は16名男女半々というのも他句会には
見られない特徴だと思います。
会場はぎっしり、遅れて参加した私の椅子も後からつけたすようです。
何より回を重ねるたびに吟行写生の句に磨きもかかり、選句5句に本当に
迷うようでした。まだ連衆それぞれ推敲でご自分の結社などに提出するので
ここにご紹介できないのが残念です。
そんな訳で、ころころの拙句を・・・
(お採り頂いた連衆に心からお礼を申し上げます)
古書街にひらく雨傘年つまる
時雨寒背筋崩さず古書店主
時雨寒天文古書の野面積み
これはおまけに 額寄せて忘年句会賑はへり