12月18日

2008-12-18 15:04:14 | Weblog

      ( 納豆汁 )

 

箸割れば響く障子や納豆汁        石塚友二

 

言ひ澱むには都合よき納豆汁       折原あきの

 

天領の村の葬儀や納豆汁         木下咲子

 

昨日は今年最後の吟行句会、そして忘年会でした。
まだ酔いが残るほど私は飲んだのでしょうか?(と、誰に聞いてるの)
久しぶりに酔いが残るほど楽しい会だったことは確かです。
参加の連衆の意欲も凄く、今回は16名男女半々というのも他句会には
見られない特徴だと思います。
会場はぎっしり、遅れて参加した私の椅子も後からつけたすようです。
何より回を重ねるたびに吟行写生の句に磨きもかかり、選句5句に本当に
迷うようでした。まだ連衆それぞれ推敲でご自分の結社などに提出するので
ここにご紹介できないのが残念です。
そんな訳で、ころころの拙句を・・・
(お採り頂いた連衆に心からお礼を申し上げます)

 

        古書街にひらく雨傘年つまる

        時雨寒背筋崩さず古書店主

        時雨寒天文古書の野面積み

 

これはおまけに     額寄せて忘年句会賑はへり


 

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12月17日

2008-12-18 07:39:05 | Weblog

       ( 羽子板市・歳の市 )

 

今日17日から19日の3日間浅草浅草寺境内で恒例の羽子板市が
たちます。江戸時代もともとは歳の市として浅草観音に限られた行事で
納め観音にあたる12月17,18日に開催されたもの。今では羽子板市
が前面に紹介されていますが,正月飾りなども売られていたそうです
現在本堂裏でガサ市として15~28日くらいまで正月飾りが売られています。

羽子板はご承知の通り、女の子の初節句に「邪気を祓う板」とした起源が
あります。二十数年まえにわが娘の為に買った普通の大きさの羽子板が
1万円以上でしたから、今の値段はわかりません。でもきっと高価でしょう
お土産のお勧めは追羽根です。この羽についている黒い玉は、「 無患子」
(むくろじ)という大木の種です。     
読んでの ごとく「子が患わ無い」(こがわずらわない)という意味で、
縁起の良い名前です

 

羽子板や母が贔屓の歌右衛門        富安風生

 

羽子板市片割れ月も明治ぶり         林 翔

 

似顔みな紅さし灯る羽子板市          長谷川かな女


 

 

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