12月15日

2008-12-15 00:31:49 | Weblog

      ( 雪椿 )

                                *写真は寒椿                                                             

耐へぬきし女明るし雪椿       中嶋秀子

 

響き落つ水濁りなし雪椿        岡田日郎

 

雪椿ほむらの如き夜明けかな      井上雪

 

     ☆ 選評の有り難さ、大切さ

 

パソコン上等のIT句会では講評を文字として書かなければならない場面があると思います。どうも苦手と言う人のほうが多いと思われますがこの講評(選評)は本当に俳句の学びの中では大切なものと考えます

句会で自分の句が多くの選を受けたことで一喜一憂することもわかりますでも講評を聞いている内に伝えたい詩や景色の感動とは大きく違っていた解釈をされていた場合。まあいいか、では学びにはなりません。作者の感動に賛同されたのではなく、文字面の美しさや韻を評価を受けたと考えて、どうして誤解釈が生まれたのかを振り返り、推敲されるべきですそして、前にも書いた偶然の秀句を見つけてくれるのも読者(選者)ですそこでも作品の表現の良さを講評で教えてもらえるチャンスです作者が何気なく詠んでいる景色のどこが良かったのかを他者から会得しそれを作句活動の抽斗に入れることで句幅が生まれると信じていいでしょう

互選、互評の句会ではそうやっている内に分かるものがきっとあります。俳句作家は最終的に自選で作品を発表するようになります。句会での無点句は没句にあらず、けれど没句は没句という判定を自分で出来るようになりたいと自分自身言い聞かせています。
指導者ではないけれど経験者として参考になれば・・・



 


 

コメント (2)
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